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2013 01,24 12:30 |
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『ポッポ山郊外の雪解け』 ポッポ山の郊外ではみんなで雪かきが行われていました。 白い地面をはがすと、ああ、街はこんな色だった、と再発見するものです。 それはまるで、マユの中に入って成長するのをじっと待っているようなもの。 やがてマユを破って蝶になり、空に飛んでゆくのです。 街も同じ。 雪の下からは街が、新しいアイディアが顔を覗かせるのです。 ジークレフ町長も雪かきに参加します。 歩くたびにジャクッジャクッと音がします。 『この音も音楽列車の燃料として使えるだろうか?』 ジークレフ町長、なにかアイディアが浮かんだのでしょうか。 ちょうどその時、音楽列車がやってきました。 ♪ドレミファドドド、レミレミドドド♪ 『やあ、あれは急行列車だね』 みんな音でそれが解ります。 『ダイヤが少し遅れているな。。』 町長が言いました。 ここを急行列車が通過すると言うことは、もうすぐ夕飯の時間です。 『おなかがすいた。』 『続きはまた明日。』 『みなさんお疲れさまです。レストラン ピッコロマーゴでシチューを用意していますので、みんなでいただきましょう。』 町長が呼びかけると、みんな喜んでいました。 もうすぐ春が来ます。 若い緑が芽吹き、希望が育ってゆくのをポッポ山の人たちは感じていたことでしょう。 PR |
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