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Let's put a new coat of paint on this lonesome ol' town. Set 'em up we'll be knockin 'em down. You wear adress baby,I'll wear a tie. We'll laugh at that ol' bloodshot moon In that burgundy sky(TOM WAITS).
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2013
01,20
12:59
昔話の系譜と、精神のフロンティア
CATEGORY[☆日記]
昨日、
東京ビデオフェスティバル
が東京、蒲田の日本工学院で開催され、僕の作品『SUSANOO -スサノオ-』も佳作としてエントリーされていたので、出席した。
会では優秀作品が上映され、様々な作品を見ながら、多くの多様な市民目線を感じ、とても実りのある会になっていた。
中でも僕が好きだった『おくりもの/佐藤好子さん』は、ご主人が他界された後、奥様がその意志を引き継ぎ、実に14年の歳月をかけて完成に至った玉のような作品だと思った。
こういう作品は、計画を立ててとることは困難だ。
この映画の感動に、会終了後の交流会で、真っ先に突撃した。
かなりご高齢の女性で、僕はそれだけでもこの作品が完成に至った苦労を思い知った。
ご本人は至って清々しく
『でも、旅行ばかりしてたのよ。』
と笑っていらして、それがまたとても気持ちがよく思えた。
交流会では、多くの人と限られた時間の中、会話することが出来た。
本当にありがとう御座いました。
さて、気になる団体がここへ来ていた。
お揃いのパーカーを着ていて、背中には『SABUMI』と書かれている。
『空を見上げて/左鐙の将来を考える会』という作品の方々で、この日、島根県からの御出席だった。
島根、というと古事記編纂1300年の件もあり、僕自身『SUSANOO -スサノオ-』という作品を作ったということもあり、ついつい『島根』という語句に反応してしまう。
ぼくはすぐにそのお揃いのパーカーに突撃を敢行した。
先方も、ありがたいことに『SUSANOO -スサノオ-』を見て下さっていたらしく、話が弾んだ。
左鐙(さぶみ)。
この語句自体、僕にははじめての響きだった。
左鐙とは土地名だ。
http://www.sun-net.jp/~sabumi/
島根県、に位置し、人口なんと300人。
地名は平家伝説に由来する。
ばあちゃんに幼い頃よくきいた話が脳裏を過る。
(過去ログ『河童 (かっぱ)伝説と昔日本』
http://artmic8neo.blog.shinobi.jp/Entry/1087/
)
そのことからも、やはり古にあった『壇ノ浦』というものが、どれほど大きな出来事だったかが伺える。
これらの伝説は、壇ノ浦を起点として南は九州にも南下している。
とにかく、左鐙とはそういった土地なのだそうだ。
面白いと思ったのは、この方々が作った『空を見上げて』という作品が、左鐙の伝統芸能を基軸にして語られていて、
その伝統芸能で扱われている題材が、いわゆる『古事記』で語られる出雲神話のそれではなかったことだ。
僕の作った『SUSANOO ースサノオー』は、ご存知古事記に由来する。
古事記の前半大部分を出雲神話が占めると言われ、当時この地方に大きな勢力が存在したことが伺える。
『空を見上げて』で描写されていた伝統芸能は、古事記に編纂されなかった土着の信仰というか、伝説というか。
とにかくとても興味を覚えた。
まだまだありそうだ。
大声で語られなかった昔話の源泉が。
多くの場合、昔話、民話、神話は生きることへの戒めや知恵であったりする。
そして、僕個人的に思うのだが、じつは大きな災害を扱ったものが多い。
津波であったり、天変地異、それらを古の人はどのように感じて後世に語り継ごうと思ったのだろうか。
僕たちはその気持ちの一端を、昔話から感じることが出来ると思う。
完成には至っていないが、僕の『 大悲山の大蛇と琵琶法師 -The Dragon of Mt.Daihi and Biwahoushi- (冒頭)
http://www.youtube.com/watch?v=Lmk7LpnMoMg
』も、実は福島県 南相馬に伝わる民話だ。
僕はこの物語は、もしかすると津波に言及したものではないかと思ってる。
この物語で主人公の『たまいち』は死ぬ。
これはとても重大な教訓にもなってる。
一見、この物語の筋は、人道から離れたというか、『なぜ良いことをするのに死ななければならないか』という、疑問にも突き当たる。
何を言いたいのか。
もし、ここへ出てくる大蛇を、津波という災害の表現だと解釈するなら、また、この物語を語り継いだ人たちが体験したであろう大災害を想像するに、自然とは人間の行いの善し悪しで加減をしてくれるものではなかっただろうということだ。
その災害は極限なまでに非情であり、冷酷に迫ったに違いない。
そんな中で、人はしかし人であろうとする。
人情を捨てることは出来ない。
是か非か、善か悪か、そんな簡単なもので解決出来るものではなかったのだろう。
だからこの昔話では必ずしも『そうしなさい』とは言っていないのだ。
昔話、民話、伝統芸のは宝だ。
それらはけして単なる『デザイン』や『シンボル』ではない。
大事にして、読み解こうと思えば僕たちの精神に語りかけてくる。
言語では理解出来ないことも、物語を感じるだけで様々な知恵が広がっていく。
日本人はこういった伝統を、ないがしろにしすぎたかもしれない。
もし物語に語られたものを感じることが出来たならば、『そこに語られた災害の延長線上にあった災害』も真剣に論じ合えたことだろう。
人口約300人の島根県、左鐙というちいさな土地がどんな伝統を発信していくのか興味がある。
そしてもっと広く世間に知られるべきではないだろうかとも思う。
ものすごく弱小で未熟なクリエーター(僕)が強く感じること。
中央(都会)は精神と共に衰退する。
断言する。
精神のフロンティアは今、地方にしか存在しないと言うことだ。
[5回]
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コメント[1]
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コメント
神話
昔話 神話 民話 大好き!!
その土地でしか聞けないようなお話大好き!
【2013/01/2021:52】||angel#99b324af20[
編集する?
]
Re:神話
angelさん好きだよねー。
やっぱり土地土地にはそれなりに残ってるものだよね。
こういうのがなにか大きな流れになるといいですね。
【2013/01/20 23:43】
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