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2012 02,23 00:25 |
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バウムクーヘン、またはバームクーヘン(ドイツ語/Baumkuchen)。 『木』を意味するドイツ発祥のお菓子だ。 wikipediaによると、その期限は紀元前の古代ギリシャに遡る。 木に巻き付けながらやいた事からこの造形に至ったそうだが、生まれでたそれもまた木のようじゃないか。 先日、藍や(ファミレスの)に行った時、レジに何気におかれていたバウムクーヘンが気になって、 『1ホールくださいな。』 と帰りに買って帰った。 といっても、家は夫婦2人住まいだから1ホールを食べ切るかどうか解らなくて、しかし切り売りはしていなかった。 『日持ちします?』 『4月まで大丈夫です。』 とのことで、まあ、あまり賞味期限が長いのも有り難いとはいえ考えものではあるが(笑)、いただく事にした。 これが旨かった。 バウムクーヘン自体が勿論旨いのだが、中心にリンゴを甘く煮たやつが入っていて、これの微妙な酸味がティータイムを上手く司会してくれる感じだ(笑)。 『ふうん、なるほどね。』 よく思いついた物だ。 思えば、バウムクーヘンの中心部の空洞は、 【ここに何か入れて下さい。あなたなら何を入れますか?】 と言っているようにも見える。 いや、見えない。 しかし諺には【穴があったら入りたい】と言うように、人は空いた空間を埋めたくなるもの。 この棚の上には何も置かない。。 そう決めても何かを置いてしまう。 有効利用したくなるんだな、空間を。 バウムクーヘンという菓子が昔から好きだ。 勿論、クリームの乗ったケーキ、チョコレートでコーティングされたケーキも好きではあるが、バウムクーヘンの飾らない素のままのデザインがなんとも健気だ。 円が基調となったそのデザインは、輪廻を連想させ、なにか哲学的でもある。 『時間』というものが円運動をするものかどうかは解らないが、今日のティータイムはまた明日も訪れる。来月も、来年もずっと。 その時間はやがてはティータイムではなくなるのかもしれないが、太陽が昇り、日が沈む限りはこの時間の流れは変わらない。 それがおそらく独特な時間感を持った地球というものなのだろう。 PR |
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