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Let's put a new coat of paint on this lonesome ol' town. Set 'em up we'll be knockin 'em down. You wear adress baby,I'll wear a tie. We'll laugh at that ol' bloodshot moon In that burgundy sky(TOM WAITS).
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2012
02,21
20:46
憐れ、恐怖の使者
CATEGORY[☆日記]
ここのところ、代々木公園に不法投棄されたサメの死骸の件が世間を賑わせている。
サメ。
食べた事があるだろうか。
数年前、仕事で行った青森県八戸。
僕は一人で地方へ出ると、必ずその土地の飲み屋を飲み歩いた。
あるときはヤクザが隣に座った事もあったし、カウンター越しに客と出身土地の話を交わしたりした。
八戸で入ったその小さな屋台は、実は初めてではなかった。
以前、仕事仲間に連れられて来た事のある、色っぽいおかみさんのいる店だった。
一度行った安心感と、料理が旨かったのと、あの綺麗なおかみさんともう一度話をしてみたい(笑)との思いから、もういちど足がその方角に向かったんだと思う。
その時、通しとして出されたのがサメだった。
『サメは足が速くてね、朝の物でも昼頃にはアンモニア臭がしてしまいます。』
たしかこんな感じだった。
そのアンモニア臭を消すため、(記憶が正しければ)酢みそで和える。
これが旨かった。
酒がすすんで、話がすすんで。
いろいろ料理も食ったろうが、僕の記憶に残るのは今、そのサメしかない。
珍味。
幼い頃、祖母の家の近所にラーメン屋があった。
そこのラーメン屋の息子と僕は同い年で、よく遊んだ。
彼の家のラーメンを、僕は食べた事がない、、、というかほぼ記憶にない。
記憶にあるのは、ラーメン屋の天井から吊るされた巨大なサメのアゴの骨格だ。
僕はそれが怖くて怖くて。。。
悪魔、、というのはまだ心があるのだと思う。
悪と憎しみで満たされた存在で、それ故の悪事。。
これが、僕の想像する悪魔だ。
僕がサメに対する、幼い頃からの一貫した感情は悪魔ではない。
今になって思う。
それは機械なのだな、と。
生き物?
あの無邪気さを前に、果たしてそう思えるだろうか?
無邪気な機械、そのものだと思う。
そんなサメの肉片を今、自分は食(は)んでいる。
『肉』を感じるに充分な歯ごたえ。
その味は、あの外見とは真逆で、なにか暖かみを感じるような。
思えば自分はこれまで
『しかし君は何故にそのように殺し屋か?』
と【サメ本人に】問うた事はなかった。
もしそのように聞いたならば
『いや、コレにはカクカクシカジカ。。』
と已むに已まれぬ彼の身の上を語ったのかもしれない。
そんなことを思いながら食べたかどうかは覚えていないが、恐怖の対象が自分の口の中にあるのは、血の滴る牛ステーキのレア肉が口の中にあるのとは、似て非なる感覚だ。
そろそろ閉店の時間だった。
『なんか最後に食べたい物は?』
と問われ、
『すみません、お通しのサメをもう一度食べたい、料理じゃなくて申し訳ないですが。。お金は払います。』
と答えた。
おかみさんは
『まっ。』
と笑って、
『珍しいもんね。』
とサメを用意してくれた。
その皿でもう一杯、。
八戸を感じていた。
もう随分前の話だ。
[2回]
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