こういった時に怖いと思う事はけして変じゃないと思う。
なぜこんなことを書くか、それはこの数日間で妻から聞いた話や、実際にみたこと。
そして２人でいろいろ話し合っていた。危機感についてだ。この街はやっぱりどこか異常だった。
人の言動や、異常性を感じる。
目立った被害がなかったから、その中途半端な恐怖が解放感を大きくしてしまったのだろうか。
今尚つづく原発付近での悲劇、目を覆いたくなる東北の状況。
それらは、中途半端な恐怖を味わった僕たちだからこそ、一番考えなければならないはずだ。

怖さを打ち消そうとする言動や行動はあたりまえだ。
しかし、この街の異常性は時折とても冷ややかな言動を耳にすることがあるということ。

怖いことは動物のもつ本能。
シートン動物記『狼王ロボ』の中で、ロボは群れの中でも一番臆病な子狼だった。
恐怖は危険を回避するために必要な本能。
自然界ではこの能力が高いのは優秀だということだ。
もちろん恐怖の次に出番を待つのは勇気ということになるだろう。

聖書でも神はおそれるものでしょう。

欠如してはいけない大事な本能のはずだ。

[3回]