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Let's put a new coat of paint on this lonesome ol' town. Set 'em up we'll be knockin 'em down. You wear adress baby,I'll wear a tie. We'll laugh at that ol' bloodshot moon In that burgundy sky(TOM WAITS).
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2007
03,26
09:22
君は麗しの80's PART5
CATEGORY[☆君は麗しの80's バックナンバー]
『君は麗しの80's』バラバラになった自分の記憶を、安物のセロハンテープでつなぎ止めていく作業である。 今よりも遥かに時間の流れが早かった頃のおとぎ話。
僕は自分が当時レコード店に入り浸るようになったきっかけは『2001年宇宙の旅』という映画で、これでもかという具合に使用されていた『ツァラトゥスラはかく語りき』だったと記憶している。小学生で、月に300円のお小遣いをもらっていた僕にとって、レコード一枚を買うという行為は敷居の高いものだった。楽器店やレコード店に自分一人で足を運んだ事など当然なくて、また興味の対象ではなかった。それがどういうわけかこの曲『ツァラトゥスラはかく語りき』を聞いた途端、いても立ってもいられない衝動にかられたのを覚えている。
ここからは恥ずかしい話、母にレコード店についていってもらった。曲名が解らなかったし、店員さんに尋ねる方法も知らなかった。店員さんもさぞヘンな子と思ったに違いない。盤はすぐに見つかった。しかし、レコード盤の大きなのを嬉しそうに抱えて母と歩く、、、というのがこれまた恥ずかしかった。だからね、結局買わなかった。そのかわり、今度は自分の足で、もっとイカガワしい感じのレコード店に入り浸って、そこでテープにダビングをするのが趣味になった。これが、洋楽を聴き始めたはじまりだったはずだ。
時は移って中学一年生。初恋だ。はじめて女の子と手をつないだ。運動会の帰り道。赤いはちまきの端と端を持って下校した。いつも一緒に帰っていたトモダチはみんな面白がってはやしたてた。『あの子とあの子が付き合ってるらしい』という会話の仲間入りを果たしたわけだ。
でも、破局はすぐにやってきた。他愛もない理由で。バレンタインデーの日だった。すごく立派なチョコレートを、当然の如くその子からもらうわけだ。恥ずかしいやら何やら。密かに交換してるつもりでも、クラスメートの全員が知っている。
そして、、、、先生が出てくるのだ。ホームルーム全員の前で、『全員目を閉じて、今日チョコレートをもらった人は手を挙げなさい』。そして『あとから職員室にいらっしゃい。』
今でも不思議に思う。なぜあれが咎められる理由になったのか?あまりにサディスティックじゃないか?今なら声を大にして、『先生あなたは間違っている』と言えるだろう。でも、当時は言えなかった。かわりに芽生えたのは、憎悪(彼女に対して)。何故かは、今となってはどうしても理解出来ない。その後、その彼女とは口をきかなくなった。別れたのだ。バレンタインのチョコレートが原因で(理解不能)。
ある帰り道、トモダチと一緒に馬鹿話をしながら歩いていると、一枚の手紙が落ちていた。
僕らは面白がって声に出して読みはじめる。。。。それは、その彼女が彼女のトモダチにあてた手紙だった。『わたしたちもう駄目みたい。(僕の名前)ちゃんはもう私のことキライみたい。。』
そして、中学2年生になる頃、その女の子はいなくなった。転校。僕と同じ転勤族の家庭だった。ぼくらは結局『さよなら』さえ言わないまま、きっとあのとき人生の分かれ道という、一つの境界線を学んだのかもしれない。
『見えない手』で相手を触っていた頃の、1ページ。この曲が流行っていた。
Genesis - Invisible Touch
今、その子がどうしているか知らない。噂すら聞かない。
ただ古いホコリだらけのCDを、たまにはかけてみるかという具合に思い出す程度。
恋というにはあまりにも幼稚な、しかし、とても爽やかな下校時間の風を思い出す。
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◎Elephant SANTIE 映像製作記
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◎Elephant SANTIE 立体製作記
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◎Rinto CM
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