NEW COAT OF PAINT
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Let's put a new coat of paint on this lonesome ol' town. Set 'em up we'll be knockin 'em down. You wear adress baby,I'll wear a tie. We'll laugh at that ol' bloodshot moon In that burgundy sky(TOM WAITS).
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2010
09,10
18:16
Horizon(ホライゾン)スクリプト公開/第一夜(日本語)
CATEGORY[消化済公開スクリプト]
※注意
※著作権を放棄してはいません。公開台本(スクリプト)をご紹介いただく場合は、当方HP、または当方YouTubeチャンネルへのリンクをお願いいたします。
□Artmic8neo(Shiro Tomura)公式HP
http://artmic8neo.jougennotuki.com/
□Artmic8neo(Shiro Tomura)公式YouTube チャンネル
http://www.youtube.com/user/Artmic8neo
また、上記注意事項厳守の上転載いただく事に、当方へのご連絡、許可は必要ありません。
営利目的の御使用(アドセンス除く)、無断改変、ご遠慮下さい。
===================================
■Horizon (ホライゾン)台本■
written by Shiro Tomura(Artmic8neo)/2009
森に住むリュートは
森に生まれ、森を愛し、森と共に生きる人だった。
また、リュートは星を見る人でもあった。
星を見上げては祖先の記憶に思いを巡らせ、いつも長く対話した。
『リュートよ。......』
『わが母なるクワクルワンカ。』
『リュートよ大地がその役目を終えようとしている。』
『役目を終えるとは?』
『万物には命がある。それは朝日が昇るように始まり、日没と同じようににやがて終わるのだ。お前の手にした槍も、転がる石の一粒も全てに与えられた権利なのだ。』
『私たちはどうなりますか?父は?母は?』
『共に千の年月の休息に入るが良い。』
『別の道もあるのでしょうか?』
『ならば上を見るのではない。大地を踏み、大地に従いながら前だけを見て歩き続けるが良い。』
『どこまで?』
『大地の果てまで。』
『それが最善の道であるならば。従いましょう。』
リュートは、少しも疑う事はなかった。
『下を見よ。それは森の黄金の砂。人握りを手にして息を吹きかけよ』
リュートは言う通りにした。
『その鳥たちがお前を見守り、祝福するであろう。さあ行け。』
リュートは歩き始めた。
月の精の言った通り振り返る事なく歩いた。
雨が降る事もあった。
しかしそれでもリュートは歩き続けた。
雨は、時にはリュートに潤いをもたらし、時には消耗させた。
全ては大地の命を救うために。
大地の果てを目指して幾日も幾日もただただ歩き続けた。
そして、リュートは一人の老人と出会った。
『おお、お若いの、どこへ行きなさる。。』
『大地の果てを目指しております。』
『ほっっほ、大地の果てをのう。。。』
『道をご存知でしょうか』
『うーむ、それならばゴルゴンの門をくぐるが良い。』
『ゴルゴンの門?』
『佐用。そこより先が、お前の求める大地の果てにつながる道だ。この木の実を持ってゆけ。それがお前の目的の道を照らし出すだろう。』
リョートは老人に礼を言うと再び歩き始めた。
道は険しく、容赦なく襲いかかった。
脚の肉は裂け、爪ははがれ落ちた。
しかしただのひと時も歩みを止める事はなかった。
全ては大地の命を救うために。。。
そしてリュートは一人の騎士と出会った。
『かような道を一人でどこへ行きなさる?』
『騎士よ、私はゴルゴンの門へ向かっております。』
『ならば行く先は同じだ。それ、目の前に見えるのがその門だ』
そこは不気味な場所だった
辺りは青白く獣の臭気が漂っていた。
人の顔をした大きな岩が次々に人を飲み込んでいく。
『ここがゴルゴンの門だ。皆ここをくぐり戦に行くのだ。』
騎士が言った。
おそるおそる門をくぐると、そこは世にもおぞましい光景だった。
太鼓を一つ鳴らせば火の柱が一つ、太鼓を二つ鳴らせば火の柱が二つ昇った。
驚いたリュートはその場から逃げるように立ち去った。
『はっはっは。お前が見たものは大地の真ん中だ。』
『なぜあのような事をするのです?』
『それがヒトというものだ。大地の果てを目指すならば、そこを通過しなくてはならん。さあ、時間がない、行くのだ』
その昔、大地に一本の線を刻んだものがいた。
それは信じるものの違いを区別する線だった。
やがて線のこちら側にいる者は線の向こう側を、向こう側にいる者はこちら側を欲しがるようになった。
こうして戦が始まった。
空は痛みの色で染まっていた。
大地は裂け、怒りと共に轟音が唸った。
歩みをはじめて数日、リュートは幼い少女に出会った。
リュートは少女に歩み寄り、何故泣いているのか、と尋ねた。
少女は父や母と共に列車に乗るはずだったが、自分だけは乗り遅れてしまったのだと答えた。
『ならばこの先の道はともに歩こう。お前が示す道は我が運命。我が指し示すは道はお前の駅となろう。』
少女は静かにうなずくと涙を拭い、リュートの後に続いて歩き始めた。
人は何故番いなのか?
不完全だからだ。
不完全であるが故に自分以外の誰かに寄り添い、生きていかねばならない。
それは愛というものに違いない。
人であるが故に人を愛し、人であるが故に人を恐れ、
恐れはやがて自分以外の誰かにその矛先を向ける事になる。
彼らの築き上げた文明は、彼ら自らの手で完膚なきまで叩きのめされ崩壊したのだった。
リュートは老人にもらった木の実を手に取ると半分に割り、その片方を少女に分け与えた。
少女は再び歩く活力を得た。
鳥がやって来た。鳥もまた空腹そうだったので、手にした木の実をさらに半分に割り、その片方を与えた。
『はっはっは。わしはこの時を千年もの間待ち続けたのだ。これよりはわしがこの大地の支配者となる』
『お前は一体何者だ?』
『わしか?わしはお前たち人間の作り出した《憎しみ》だ!』
『リュートよ!我々はあなたに食べ物を与えてもらった者たちです。大地の砂を使いなさい。』
『失せろ憎しみよ!』
憎しみは去った。
リュートと少女は再び歩き始めた。
全ては大地の命を救うために。
時折地上にゆらゆらと降り落ちる雪は、星となった祖先の魂なのだろう。
そうやって彼らはこの大地との会話を楽しんでいるのだ。
歩き続ける二人は、やがて大地の噂となった。
噂を聞きつけ参じたのはあの時の騎士だった。
騎士は槍を開拓の道具に持ち替えていた。
噂は噂を呼び、多くの者が《力になりたい》と2の元に集った。
種族の壁は、もうそこにはなかった。
皆、同じ目的のために歩いた。
全ては大地の命を救うために。
そして
丘にたどり着ころ彼らはとても美しい都市を見た。
『これは夢か?幻か?』
都市に住む人々は快く彼ら旅人を受け入れた。
リュートと少女は彼らに礼を言い、別れを告げると、大地の果てを目指して尚歩き続けた。
『月の精霊クワクルワンカよ、わたしは数えきれぬ年月旅をしてきました。しかし大地の果てなどという場所はどこにもありませんでした。一体私たちはどうすればいいのでしょうか、、、クワクルワンカよ!』
『リュートよ。私は今こそ私自身の仮面をとり、お前に素顔を見せよう。』
『あなたは一体誰なのですか?』
『我々の名はネフィリム。太陽の種族である。わたしはずっとお前たちを観察してきた。人はあらゆる境界線を大地に刻み、その線を越えてはいがみ合うおろかな種族だ。しかし、愛する者のために黙々と歩き続ける種族である事も解った。』
『大地の果てというのは?』
『お前自身がもう気付いているはずだ。大地に終わりなどない。お前の立っている場所が大地のはじまりにして大地の果てなのだ。お前が最初の一歩を踏み出したその時からお前が歩みを止めるその時まで。お前たちが何をするかで大地は怒りもすれば微笑みもする。憎しみが去った今、大地は活力に溢れている。あの大洋の彼方が見えるか?
『はい。』
『あの大洋の彼方の地平こそ、私がお前たちに与えるたった一つの境界線だ。さあ、森に帰るが良い。そして未来永劫幸せに暮らすのだ。』
そういうとネフィリムは去った。
見れば水平線よりまばゆいばかりの朝日が昇る瞬間だった。
『リュートよ、さあ、日の出の時間だ。また新たな朝が始まるのだ。』
『森へ帰ろう、そこはすばらしい所だ。父や母にお前を会わせたい。』
少女は静かにうなづいた。
森に帰った2人はその後結ばれ、幸せに暮らし私の祖先となった。
はじめて空から大地を見下ろした人間は、その美しさいを青い色に例えたと言う。
彼は気付いていただろうか、この空もまた青の輝きを放っている事を。
その輝きは黄金にも勝るはるかな輝きである事を。
そして、その空を誰もが同じように眺めている事を。
ーおわりー
[6回]
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