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Let's put a new coat of paint on this lonesome ol' town. Set 'em up we'll be knockin 'em down. You wear adress baby,I'll wear a tie. We'll laugh at that ol' bloodshot moon In that burgundy sky(TOM WAITS).
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2010
08,31
23:12
インスパイア/『Agnetha Faltskog - What Now My Love』
CATEGORY[☆日記]
最近の自分の悩みの一つとして、愛を描きたいってのがある。
どうぞ鼻でお笑い下さい。
それでこそせめてもの花というもの。
人類愛というものを見つめてみれば見つめてみる程に理解する事が困難になってる自分がいて、そうではなく個対個の愛、そんなもんに今とてつもなく惹かれている。
このAgnetha Faltskog - What Now My Loveはもともとジルベルト・ベコーの歌だったと記憶してます(エルビスもカバーしてる)。
聴けば聴く程にインスパイアされる。。。
そして嫉妬してやまないのがこの映像だ。
僕ははじめてこの映像を見た時、えも言われぬ感動におそわれたのを覚えている。
ただ男女のキスだけに焦点を合わせたこの映像はあらゆる角度からその動作を捉えていく。
まずここはどこだ?ってことだ。
次にこの男女の着衣から想像する季節感、そしてけっして軽装ではなさそうなそのジャンパー、コートの類いから見てこの2人はこれが別れか、あるいは再会だったか。
決意の表情を見るに、これはおそらく別れだろうと思った。
いずれにせよこの2人の間にある大きな壁はきっと『時間』そのものなのだろうと思った。
お互いの姿を確認し合う2人の手つきを、カメラはけっして逃していない。
狙ったかのようにサビの部分で2人を祝福する陽光/レンズフレア。
さらに2人の身体の表情の追跡は続く。
見つめ合う2人。
言葉はない。
しかし目が語っている。
筋肉が語っている。
今、2人にとって、ここが世界というものなのだろう。
触っていたい。
そんな衝動を一体誰が止められる?
音楽と2人の演技(?)、映像すべてが呼応して、文字で書くとたった一つの単語であるはずの『キス』という行為を、確実に壮大なカタルシスに導いていく。
愛というのは言葉にするから、とたんに陳腐なものに聞こえてしまうものなのだろう。
でも確実に存在するものだし、恥ずかしげもなくいいとしこいてそいつを描きたいと心から思う。
今夜一度描いてみたいと思ってたこの歌にインスパイアされて、イメージデッサンをしてみた。
時間はかけずに。
結果、どう考えてもこの映像には適わない。
この映像で、これ以上の物語はもういらない。
全てが語り尽くされてるから。
でも描いてみたい。
結果こんなふうになったわけだけど、。。。
気に食わないわけではない。
これはこれで物語ったつもりだから。
でもものすごくシンプルに語るこの映像に今、嫉妬してやまない。
なのでまたいずれリトライする事にしたい。
それは個と個のすごく小さな世界。
けれども、いうならば宇宙規模のことを語る事なのだと思う。
↑エルビスからのインスパイア(未消化シノプシス)
http://artmic8neo.blog.shinobi.jp/Entry/565/
[2回]
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