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2010 08,26 09:21 |
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およそ2005年から2007年のあいだに、いくつかの仕事で旅をした。 おかげで国内ならば行ったことのない県はない(全てを満喫したわけではなく)。 で、その中の一つの仕事で夏の九州では漁船をチャーターして無人島で一日を過ごしたこともある。 太陽はいつでも味方で、無敵のならず者どもといつも一緒だった。 音楽が傍にあり、歌は風の如く。 劇団文学座『アラビアンナイト』である。 もし神が本当に我々を見下ろしているならば、あれこそ最も愛された旅団に違いない。 その中で一人の音響のとっちゃんと友達になった。 『爺(じい)』。そんなあだ名もあった。 しかし自分は音響と絶妙な連携が必要になってくる仕事だったから、必然的に僕らは年齢の壁を越えた。 とっちゃんには絶対の信頼があったし、なにしろ話が面白くて。 初老にも近いとっちゃんがロックを語り合うのだ。 とっちゃんが見てきたモノホンのロックや仕事の数々。 中でもピンクフロイドの当時の話や、とっちゃんが若かりし頃に体験したブロードウェイでのブレイク以前の『CATS キャッツ』の話は印象的。 とっちゃんと話をしてると出るわ出るわ、スーパースターの名前の数々。 日本人なら誰でも知らない人はいないあの大御所の若かりし日の秘蔵録音テープの話。 これまたビックリする人たちとセッションをしたときのもので、勿論発売されているものではなく。 つい最近、別件の超大物さんの特集番組ではとっちゃんがテレビで当時を振り返っていたし。 そんなとっちゃんと昨夜一緒に飲んだ。 旅の仲間も旅の目的が終われば全ては夢幻の如く。 我々は方々に、散開する星々となったわけだけど、最近になってとっちゃんがうちの近所で商売を始めた。 そんなこんなで、最近はなにかと会う機会も多く、僕らは最近ではすっかり飲み友達だ。 久しぶりに腹の底から笑った。 で、とっちゃんと話す時、僕は思う訳だ。 『こんなじじいに負けたかねえ!』 って。 だってとっちゃんは本気ですごい。 隠居でもおかしくないその歳で、事業をはじめちまったわけだから。 目の輝きが同世代のじじいたちと違う。 背丈は低く、細身だが溢れるパワーは僕らよりすごい。 だからね、負けてらんない。 前回飲んだときは奥さんも一緒だった。 『来年ホノルルマラソンに出る予定だ。』 とっちゃんが言う。 『えええええ〜!!??死なんで下さいよ!!??』 『アホか。その為に今特訓中なんだから』 『。。。。』 奥さんを見るとにっこり笑って 『言い出したら止まらないから。応援に行ってあげたいけどね、でも仕事(経営)もあるし。応援に行ってくれるならお金は全部出すんだけどね、行ってあげてくれる?』 僕は来年ホノルルに行くかもしれない。 勿論僕は走らない。 TINARIWEN - MATARADEN ANEXAN PR |
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コメント |
凄い!! そんな人がいるんだ~~!!
じっちゃんお ほうが元気な世界! いいかも~~♪ 【2010/08/2714:47】||angel#99b324af20[ 編集する? ]
>angelさん
元気なじいさまたちを見てると悔しくなっちゃうよね(笑)
香川にもたくさん居そう。 うどん食べて元気に!! |
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