作品のリリースは先日ブログ記事を書きましたが、コンセプト等の記録記事は書いてなかったのでここに記しておきます。
以下、YouTube Playへ提出した企画書です。

自主制作アニメ【MAD GUN (マッドガン)】／2010年製作　
◎ブログ記事(リリース) : http://artmic8neo.blog.shinobi.jp/Entry/663/
◎記録(コンセプト) : http://artmic8neo.blog.shinobi.jp/Entry/664/
◎動画正式URL : http://www.youtube.com/watch?v=5YV4BYFv1iQ&hd=1
敢えてストーリーは排除して、イラスト的に展開する事で、全体像を見た時、閲覧者の中で何らかのアクションがあれば良いと思いました。結果わき起こった『考えのアクション』は色々な意見を持つものだと思います。
子供から大人まで楽しめる『暴力』。
我々が直接目にすることのない『暴力』。
世界のどこかで今日も明日も起こる殺戮。
その裏では、殺戮さえ知らずに殺戮を見て楽しんだり。
もしかしたら、自分がその殺戮の加害者であるかもしれない。
それらは全て鉄の弾丸の延長線上にあるのだと思います。
そのような事を表現したいと思い製作いたしました。
(企画書より)

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
それから、『このガンマンに馬は必要ない』っていうとても嬉しい突っ込みのコメントを頂きました。
そうです。
言い忘れていましたが、この作品の中で展開する不条理は、実社会で起こっている不条理、矛盾を誇張したものと思って下されば。
われわれの社会に武器は本当に必要な物なのだろうか？
これはじつに難しい問題だと思います。
脅威があればそれに対処し万全の備えをするのは当然の事。
軍備、核武装。
それは簡単に否定出来る問題ではありません。
だから、簡単に軍縮や非武装、または核保有論に対し簡単にブログでちゃちゃっと書く、、なんてことは出来ません。
しかしこれだけは言えると思うんです。
『特定の誰か』が武器よさらば、、となるのではなく、全体意識、地球規模でこれが行われないならば、この問題は永遠に解決できないのだと。
この動画のラストでガンマンが馬をヨイショします。
おおいに笑っていただけると嬉しいです。
武器、というものが本当に必要なのか。
武器、というものがいつしか我々の重荷になっているのではないだろうか。
ラスト、メディアの象徴としてのカラーバーをバックに行軍する軍隊。
そして人の笑い声。
これもなにか不条理、されど現実なものと解釈してもらえたら幸いです(敢えてここでは言及しません)。
結局のところ、この世界は上層の部分で狂っているのだと思います。
願わくば、これ以上の悲劇を我々は見たくはないのです。
(2010.7.30)

【MAD GUN (マッドガン)】http://www.youtube.com/watch?v=5YV4BYFv1iQ&hd=1

[2回]