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2009 12,26 09:16 |
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僕の次の作品は個人制作ではない。 結構たくさんの人が関わっているプロジェクトで、やんわりとクランクインしています。 んで、今回はいろんな資料が必要なんだけど、昨日はそんなこんなで東京上野の日本学士院に4人ほどで調べものに行ったさ。 ここはね、アポなしでは入れません。 図書室に案内され、僕らには学芸員と思われる人が1人付き添ってくれています。 そして、膨大な資料が明記された分厚い本を渡されて、その中から必要そうであるものの番号を紙に列挙すると、その学芸員が資料室に取りに行き、もって来るという仕組み。 そりゃ数万点はあろうかと思われる物品の中から、タグ付けされたものを探して持って来るわけだから、すぐにお目当てのものご対面というわけにはいかない。 また、中には調査などのために貸し出し中のものがあったり、それは蓋を開けてみない事には解らないのね。 だから僕らはその間にまた別の品を記録書の中から物色しておくわけなんだけど(ぼくらは保管庫へ立ち入るわけにはいかないからね)。 映画『インディジョーンズ』や『ナショナルトレジャー』、最近では『天使と悪魔』など、トレジャーハンティングものの映画にはつきものの、文献を探すシーン、そのまんまが展開されていくわけ。 静かな熱を帯びながら、記録書を辿る。 部屋の中には僕らだけ。 でっかいテーブルが真ん中にあって、学芸員が探したものを持って来てくれた。 目の前に広げられる骨董の品々。 古文書、物品などなど数回にわけて数十点がテーブルの上に広げられた。 特に古い文書などは、僕らには読む事すら出来ないものばかり。 それでもここに実物を見に来た理由は僕はたった一つ、手で触ってみたかったからだ。 どんな材質なのか、どこにシミがついているか?またそのシミは何が理由と考えうるか? そういった一つ一つのナマの感触が、イマジネーションにとって一番の近道と考える。 シャッターを切る音。 パシャ!パシャ! ここは デジタルによるカメラ撮影は禁止。 フィルムによる写真撮影に限り許可されています。 もし、撮影したものを対外的に発表するのであれば、そのネガを提出しなければいけません。 さて、目の前に繰り広げられた数々の品物の名から、肖像画が出て来た。 僕はこの人物と初対面だ。 インターネットでも探す事が出来なかったこの肖像。 名前しか知らなかったこの人。 実は、僕は既にこの人物キャラクターをデザインしていた。 長さ2メートル弱の巻物を、静かに広げて行くとその人がいた。 このひとか。。。 この人が、次作品の『悪役』となる人なのであります。 想い描いていたイメージと符合する。 やあ、よろしくたのむよ。 そんなことを心の中で呟いていた。 (^_^) PR |
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