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2008 10,22 20:23 |
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今回の案件は、全労済50周年のCMのコンテスト。 同時にTSSショートムービーフェスティバルVのCM部門への参加でもあるわけで。 で、「助け合い」だとか「あたたかさ」がテーマということで。 僕的には老人の荷物を持ったり、赤子と手をつなぐ、、といったものを作りたくなかった。 なんかないかなー。 そう、助け合いやあったかさなんて、そこら中にあるもので、特にクローズアップするもんでもないし、、。 しばし考えていたけれど思いつかない。 女房が語りかけてくるんだけど、それに対する僕の返答は「アイディアが。。」「アイディアが。。」って(笑)。 これ、ついに無理かも。。って思ってた。 けど、それでちょっと一息入れようと思って、夏にやったTシャツ展【POW-WOW】のメンバーの溝渕ゆう子チャンのCDを聞いてた。 コーヒー飲みながら。 結構聞いてるんだけどねー。 この時は体に電気が走ったさ。 「君は僕のちっちゃな勇気。いつも近くで見ているよ。」 涙を誘発しそうなくらい皮膚が震えた。 こ・これイケル。 やばい、次から次にストーリーが浮かんでくる。 インスパイアってやつだ。 来た! しかしどうだ? 許可は取れるだろうか? で、電話をかける。 「ヘロー、ゆうこちゃん。」 「ヘロー」 ってナ感じで本題に入り、 「マリアを聞いてる。あの曲が好きだ。自分の映像作品に使用したい。CMコンペに出品する。あの曲が好きだ。歌詞が良い。暗記した。僕、歌える。歌詞見ないで歌える。」 旨を、回りくどくくどくどと、長々とスピーチした記憶がある。 ゆうこちゃんは、「いーよー」と(爆)。 ホンマにええ子。 言ったな。 言った、ということは、僕は本気で作る。 ああそうさ。 ってんで製作を開始する。 実は、この30秒と言う時間はミソで、時間の感覚をおかしくする。 もう少し長ければ、もっといろいろ詰め込めるんだろうけどね。 30秒。 これはあっという間だ。 こういう時、僕らみたいな人種(編集者)がまず考えるのが、CUTだ。 切る。 無駄を。 短く。 可能な限り。 案外無駄な描写って多いものだ。 思い切って切ってしまえば、むしろすっきり繋がったりするもんだ。 ただし、ドラマティックに。ドラマティックに。 大げさではない、そこらへんに落ちているような優しさを拾うんだ。 実は、当初3つの台詞を用意していた。 「ごめんね」「さようなら」「ありがとう」 この3つ。 そして4つめの言葉は心の中でつぶやくんだ。 再び「こんにちは」と。 この言葉の連鎖というか、言葉の輪廻と言うか、、、そんなもので人と人が繋がって行く、お互いを思いやって、そこには暖かさが存在するだろう。 しかし編集で泣く泣く切った。 いまでもカットは存在している。 秒数を測って口元を描写した。 ちゃんと「ごめんね」と見えるように。 けどボツ。 でもこれでよかった。 そうか、「ありがとう」この一言は一番大事なのかもしれない。 一言で良いんだ。 全てを込める事が出来る。 で、声が必要になる。 当初はトーキーは考えてなかった。 でもそんな感じに仕上がるならやっぱり声の存在感は重要だ。 お願いしたのは文学座の山谷典子ちゃん。 じつは彼女もPOW-WOWには裏方で参加していた。 で、電話をかけるw 「たった一言なんだけども。。。」 彼女は快く引き受けてくれた。 うん、良い声とれた! イメージぴったし! 2人とも頑張ってくれて本当にありがとう! 2人の天使が、僕に勇気を分け与えてくれた。 (^_^) 応援投票はこちら↓ http://filmo.tv/movie/info/?apply_id=5759 よろしくね! ================================ ■Link free(アイコン、どうぞご自由にお持ち下さい) PR |
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コメント |
作品を拝見させて頂きました。曲も良いし、アニメーションも上手く言えませんが臨場感があって、ちょっとウルッとしました。一応言わんでいいことですが投票しました。Rinto Projectの公式サイトも見ました。リンクフリーということなので、私の細々と運営しているブログのブックマーク欄でリンクさせて頂きました。
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メッセージ有り難うございます。
それから投票も!いえ、言ってくれて良かったです。 言葉で聞けて嬉しかった。 (^▽^) 有り難うございます! 【2008/10/2509:47】||Artmic8neo#294f0f465b[ 編集する? ]
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