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2008 09,09 18:28 |
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http://www.ff-dga.jp/e/cm/v/?mid=9f61408e3afb633e50cdf1b20de6f466 何ヶ月ぶりの新作だろうか? 今回の案件に関して製作を始めたきっかけは、敢えて語るまいよ。 8月の前期にはすでに映像の前半が完成していました。 その後、いろいろあって製作は中断。 モノ作りをする人間であれば、ご理解いただけると思うのだが、こういったことは「勢い」が必要な部分がある。 つまり、約一ヶ月この作品に対してブランクを置いた時、再び製作をはじめるときのエネルギーったらなかった。 それでも今回は、ある意味自分自身への挑戦であり、新しいことの実験でもあったので、とにかく「完成」をさせたかった。 まず今回は、僕は全体をベジェ曲線で構成した事。 んなこと、イラストレーターの方たちなら日常茶飯事、特筆すべき事ではないのは解っているのだけれど、僕はそういうタイプの絵を描かない人間なので暖かく見て下さいね(笑)。 何故今回ベジェか?と言えば、「切り絵」のイメージがあったから。 そしてもう一つの挑戦は、「ボイスオーバー」。 そう、声を入れた事だ。 僕はこれまで、映像作品に声を煎れる事を避けてきた。 音楽の持つある意味グローバル性というか、悲しみや喜びを人種の壁を乗り越えた場所で表現出来る事に惹かれていたからからだ。 創造性をよりかきたてる音楽の魅力に取り憑かれ、自分のポリシーとしてやってきた。 ただ、そんな原始的な表現方法を使う時、情報量に限界を感じた。 だから今回、感情表現を音楽で、情報を言葉でやってみる試みをした。 これは僕の持論だけど、一つの情報を形にする場合、「文字」より「言葉(声)」の方が、その伝達スピードが速いと思う。 そう言葉ってのは文字の要素を持った音楽に他ならない。 これにより、より多くの情報を盛り込めると思った。 が、しかし、、である。。 一体誰が。。。!? 僕はどうせボイスオーバーをやるなら、音楽並みのグレードをもった声が欲しかった。 それに加え、「月の精」が語りかけるという特異性。 この台詞は「言葉を商売にしている人間」でなければいけないと思った。 そう、俳優である。 俳優も沢山いるけど、今回、僕の中にはただ1人しかいなかった。 劇団 文学座の目黒未奈氏だ。 彼女とは以前一緒に仕事したこともあるし、何より友人だ。(※何の仕事かは敢えてここでは述べない。知ってる人は知ってるし、知らない人はそれで一向に構わない。) 数時間。 数時間迷った。 ひょっとしたら一笑に伏されるかも。。 一蹴されるかも。。。 いやあ、僕自身失うものがあったか? 引き受けてもらえないなら製作を中断すれば良いじゃないか(この時、映像は完全にボイスオーバーの仕様になっていたからね)。 ええい! お願いしてみれ。 いつものヘラヘラ口調で! ってなわけで、電話をかける。 「ちいーっす〜」 「ハロー○○(ここではneoくんとしときます)くーん」 「あのさ、、オファーなんだけどさ。。。」 「ん〜?」 2つ返事で依頼を引き受けてくれた事に驚いたのは、何を隠そうこの僕だ。 取り敢えず作品の「完成」は、これで決まりだ。 あとは発表出来るか否かは、、僕の腕次第。 数日後、目黒氏が僕のスタジオ(自宅、笑)にやってくる。 いきなり仕事もなんなので、まずは食事。 他愛も無い話をして、で、じゃあ、、やるか。 まずは映像のラッシュを見てもらう。 3回ほど練習をして、本番テイクを開始。 台詞はバラバラで15テイクほど採った。 うち本番で使用したのは8テイク。 第一声をヘッドホンで聴いた時、、、、、僕は震えが止まらなかった。 初めてのボイスオーバー。 初めてにして贅沢すぎた(笑)。 音声の注文に際して2回くらい注文をしただろうか。 それだけ。 あとは自由にやってもらったさ。 まさに100%の信頼に値した。 あとは僕の加工にかかっている。 すぐに作業に入り、夜には終わった。 終わったものの、、これは僕の方針で、完成したものを時間をおいて放置プレイしてから再度疑ってみる事にしている。 完成直後は、その感動に騙され易いから。 僕の作品に一番疑いの目を向けるのは、僕でなければ。 そしてやっと終わった。 実はこの映像、目黒未奈氏に見てもらった時点では、前半部分には色(オレンジの背景)がついていました。 けど、最終の編集でモノクロに変更。 これ、、自分で驚いたハッケンだった。 モノクロにした事で、目黒氏の第一声が俄然生きた。 いや、別物と思うくらい。 あらためて「映像は魔法」なのだと感じた。 そして言葉も。 残念ながら、ただ1カ所《女の子はみんなシンデレラなんですもの》という台詞を泣く泣くカットした。 目黒氏の暖かみのある、やや茶目っ気のある台詞でとてもお気に入りだったんだけど、繋いで見てみたら、後半部分の言葉が大分重たくなってしまったからだ。 最後に、ストーリーに関して。 極めて漠然としたものに仕上げたつもり。 当初「シンデレラ」として作ろうと思った作品だけど、タイトルを「もう一つの物語」とした。 全てに於いて受動態の「シンデレラ」はいかがなものかと思った。 しかし、「シンデレラストーリー」に惹かれない人はいない。 サクセスストーリーって言い換えても良い。 ここで「美しくなりたいと願う心ーあなた自身がその力を持っている」を核にしたいと思った。 つまり、あなたを幸せにしたり、美しく変化させるのは【魔法の力】なんかじゃない、【あなた自身が選ぶ事】なのだ、と。 映像の核となる女の子もシンデレラではない。 女の子が、みんなシンデレラになる可能性を持っているのだ、ってこと。 タイトルの「もう一つの物語」に込めた思いは、(ここは)極めて商業的(笑)。 映像の前半はノイズの入った傷んだ映像。 後半はノイズのとれたクリーンな映像。 簡単に言っちまえば使用前使用後、だ(笑)。 そう、「あなた」には現在とは違ったもう一つの物語が用意されている。 それを選ぶのはあなた自身に他ならないのだ。 だれも魔法をかけてくれやしない。 自分で選び、実行し、体験して下さいってこと。 シャンプー(他略)だけどね(笑)。 これよりArtmic8neoは第二期に入ります。 そう、また作風が変わると思いますけどね(爆)。 進化、だと自分では思ってます。 今後とも何卒宜しくお願い致します。 (^▽^) ■Rinto project http://rinto.koiwazurai.com/ PR |
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コメント |
言葉が入ると、本当に、
風景が、変わりますね!! 言葉に、リバーブを掛けているのがスキ。 神秘的で、ピアノの音に合っています!! neoさんの新しい1面が見れました。 本当に、お疲れ様でした。 【2008/09/0921:27】||アーチャン#4fbabe8994[ 編集する? ]
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お久しぶり!
アップロードの関係で音声が劣化(リバーブが回り気味)なのが悔しいねww まあ、やるだけはやったさ。 手札は色々と増えてきたよ。 ありがとう!(^_^) 【2008/09/0922:03】||Artmic8neo#56c22113de[ 編集する? ]
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Artmic8neoが開始するの?
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こんばんは!
モノクロのシーンから色のある世界へ!シンデレラストーリー♪ 少女の視線や表情と、森や小径の景色(すごい好きです)にとっても惹きつけられましたっ。言葉が浸透してくるような感じだな〜と感じました。 【2008/09/2800:05】||まつこ#2aa3e0575f[ 編集する? ]
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ほんと!?
嬉しいです、有り難うございます。 残念ながら結果は出せませんでしたが、楽しんでやったしね。 ちゃんと丁寧なコメントももらったし。 悔いはありません。 それよかまつこさんとこのページすごくなってきてますね。 鬼気迫るかんじです。 すごくいいなあ、と思って。 最近はYouTubeにはアップしてないんですね? (^_^) 【2008/09/2801:04】||Artmic8neo#56c22113de[ 編集する? ]
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