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Let's put a new coat of paint on this lonesome ol' town. Set 'em up we'll be knockin 'em down. You wear adress baby,I'll wear a tie. We'll laugh at that ol' bloodshot moon In that burgundy sky(TOM WAITS).
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2008
06,25
06:00
【Techno Roller】(music & novel=2)『亡霊』
CATEGORY[☆日記]
生身の人間ならば、おそらくそのスピードには耐えられなかった。
GPエアライナーは原子核エンジンを搭載し、ボディ後部に3基のジェットノズルを持つ終末のマシンである。
ハイロードウォリアーのふくらはぎ内側の端末針(スピア)と直結し、ウォリアーの電子頭脳で直接制御される。
ハンドルは付いているが、アクセルもブレーキも付いていない為、普通の乗り物のように《運転》するわけにはいかない。
乗り物ではなく、《装着》の精密機械なのだ。
そう言った意味では、GPエアライナーはハイロードウォリアーの体の一部とも言えた。
特筆すべき点としてもう一つ挙げておきたいのが、《バックミラー》が付いていない事だ。
走ることこそ生きる目的である彼らにとって、後ろを振り返る事は必要なかった。
常に目的は前方にのみ存在するのだから。
とはいったものの、やはり後方に注意する場面も出てくる。
そのために《光学反射》という技術が、ウォリアーには内臓されている。
これは、光を湾曲させる技術であり、これにより彼らは自身を軸に360度の情報を視覚的に収集する事が可能である。
かつてサイクロプス(1つ目族)と呼ばれた種族がいた。
愛を持った種族だった。
彼らの生い立ち(文明の発祥からの歴史)を記述する事は簡単な事だが、都市がマザーネットに管理統括された今、生命の根源を探る情報を嫌うマザーネットに検閲される為、正確な記述をする事は困難だ。
兎に角、彼らの文明はその頂点を極め、彼ら自身想像すらしなかった輝かしい栄光の未来は、いつの間にか(朝の目覚めのように突然に)現実になっていた。
機械文明の到来である。
この都市をいつしかテクノシティと呼び、そこに住むものをテクノピープルと呼ぶようになった。
テクノピープルは体の90%が機械である。
唯一生命の名残を残す生体組織は、《目》だ。
何故彼らが脳や臓器を捨て、腐敗する事のない永遠の体を手に入れたにもかかわらず、唯一《目》だけを残したのか?
その答えは誰にも解らない。
はたして答えが存在するのかすら明らかではなかった。
否、もしかすると、憎しみや悲しみといった《感情》までをも失ってしまう事への恐怖がそうさせたのかもしれなかった。
彼らの記憶という記憶は数式となり、マザーネットのデータバンクに全て保存された。
いつでも好きな時に好きな思い出を引き出す事が出来た。
たとえその記憶が自分のものではなかろうと。
たとえその記憶が千年の時を隔てた歴史であったとしても。
朧げではない鮮明な情報として呼び出す事が出来た。
《果てしなく続く思い出》を手に入れたのだ。
【ゴッドスピード】
ー神の領域ー
そんな言葉がシティで(特にテクノウォリアーたちの間で)まことしやかに囁かれ始めていた。
やがて神のスピードに達するものが出現するという。
スピードの先に何が待つのか?
スピードを超えた時、意味を見出す事が出来るのか?
いや、実際にそのスピードをすでに超えた者もいるらしい。
そいつは暁に何かを叫んだそうだ。
しかし、その言葉はマザーネットの、どのデータバンクにアクセスしても、聞いた事のない言葉だったそうだ。
そいつはどこにいる?
クラーケン(テクノポリス)の餌食になっちまった、ジャンク(廃車)だぜ。
もしかしたらアンタが駆るGP(エアライナー)の部品にヤツの回路が組み込まれてやしないか?
やつが最後に口にした、聞いた事のない言葉、GP(エアライナー)から送信されて来た事はないか?
会話は決まってこう締めくくられた。
ゴースト(亡霊)。
GPがゴースト・トークを始めたらゴッドスピードの予兆。
亡霊の囁きを受け止めた者だけがその言葉を理解し、ゴッドスピードを手に入れる。
無敵の速度。
これをある者はぞっとして怖れ、ある者は期待を寄せ始めていた。
いや、しかしそんなもの都市の伝説に過ぎないだろう。
時間が経てば煙のように過ぎ行くお伽噺。
数台のGPが爆音を放ち発車した。
街に光が戻るには早すぎる時間だった。
→【Techno Roller】(music & novel=1)『意識』
http://artmic8neo.blog.shinobi.jp/Entry/253/
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