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Let's put a new coat of paint on this lonesome ol' town. Set 'em up we'll be knockin 'em down. You wear adress baby,I'll wear a tie. We'll laugh at that ol' bloodshot moon In that burgundy sky(TOM WAITS).
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2007
10,08
01:03
フランケンシュタイン
CATEGORY[☆日記]
昨夜、映画『どろろ』を見たんだ。
けっこー面白かったよー。
原作もうちには全巻あるのだが、また違った観点でもって。
さて、『どろろ』の登場人物の一人、百鬼丸。
その百鬼丸の誕生シーンには一言もの申す、である。
あんなにありもしないリアリティを含んだ描写をして欲しくなかったなあ。
見た人なら解ると思うが、数々の人体をかき集めて、電気などの力を使って、あるべき姿を復元する。
ちょっとした難解な医学用語、科学用語を駆使して。
『つじつま』を合わせる。
僕としては、そんなことしなくたっていいよー、って感じ。
もっと簡単な描写で良かったのになあって思う。
そう妖術のようなとこに全て責任添加して欲しかった!?(笑)
幼稚なリアリティを使うと、更に信憑性が無くなってしまう気がして。
さて、ここで思い出したのが実写版『キャシャーン』。
そう、ブライキングボスの誕生シーンだ。
言っておくが(変人扱いされるかもしれないが)、ぼかあこの作品好きでね、DVDももっておりますです。
しかしながら、やっぱし気に食わなかったのはそのブライキングボスの誕生シーンだ。
ここでもやっぱりヘンテコな『つじつま合わせ』みたいな事が行われているんだなあ。。
昔、幼い頃に見たアニメーションはもっと簡潔だった気がするよ。
それで充分に怖かったと思う。
邦画に限らず、最近の映画ってよく説明してくれる。
我々観客の想像するチカラを何だと思っているのか?
『なぜ誕生する事が出来たのか?』
《電気のチカラ》で充分だ。
《雷が落ちた》で充分だ。
《電気》を《モノリス》にして、《モノリス》で全てを説明してしまう強引さ。
そっちの方が、僕は楽しめるなあ。
《電気》はまだまだ不思議でいっぱいだよ。
◎『あの日僕は雷に打たれた。奇蹟的に命を取り留めたが、不思議なチカラが身に付いていた(勿論、偉大なるチカラには偉大なる責任が伴う)。』
◎『凶悪殺人犯の電気ショック死刑。しかし、殺人者の魂は電気の流れを伝って、刑務所の外へ出てしまう。悪魔のモンスターの誕生だ。』
◎『死体を繋ぎ合わせる実験をしていたら、雷が落ちた。その被験体は魂を持って動き出す。』
これで充分。
だって、ブレードランナーのレプリカントに克明な誕生描写はないよ。
でもレプリカントがロボットだって信用させるのは演出だったり、共演者の台詞だったり、あるいはルドガーハウアーの演技だったりするわけで。
デニーロの《フランケンシュタイン》だっていわゆる《電気》、この一言で解決してる。
映画『ショートサーキット(名作)』も簡潔だよね。
所詮SFやファンタジーは、《モノリス》でもって《不思議》を説明するのが一番だと思うんだけどなあ。
だって世の中なんて未だに《モノリス》でいっぱいさ。
むしろ、BODYの誕生にこだわるよりも、そうやって誕生した者達の心の誕生シーン。
どうやってロボットがそう考えるに至ったか?
これには大いに興味があるなあ。
(^▽^)
◎曲《Frankenstein》/Edgar Winter Group
※しかしながら《モノリス》は確か『3001年終局への旅』で解明されたと思う。
僕の言う《モノリス》は『2001年』時点でのもの。
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コメント
無題
説明が過剰っていうのよくわかります。へんに親切なんですよね。
理路整然としていないとダメなんですかね。artmic8neoさんの言うように一刀両断でいいのに。見る側で想像できるのにと思います。そういう流行みたいなものなんですかね?
【2007/10/1023:21】||ひげもじゃ#991d4d7657[
編集する?
]
>ひげもじゃさん
僕なんか(汗)、ですけど(笑)。
『フラッシュダンス』は今見ると驚くほど台詞少ないし、『ジョーズ』は当人のサメはほとんど画面に出てこないし。
でも名作。
補っているんですよね。
台詞を演技が、サメを台詞が。
(^▽^)
いえ、別に回顧趣味なわけじゃないです。
今でもいいものはいいですもんね。無条件に。
【2007/10/11 23:31】
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