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Let's put a new coat of paint on this lonesome ol' town. Set 'em up we'll be knockin 'em down. You wear adress baby,I'll wear a tie. We'll laugh at that ol' bloodshot moon In that burgundy sky(TOM WAITS).
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2007
10,04
02:07
君は麗しの80's PART13
CATEGORY[☆君は麗しの80's バックナンバー]
バラバラになった記憶のカセットテープを繋ぎ合わせてみよう。
回転の中には《過去》と絶妙のバランスを保った《未来》が隠されている。
自分は何者なのか、何の為に産まれてきたのか。
今一度過ぎ去りし彼の人(かのひと)の顔を思い出し、再び微笑んでもらう為に。
幼い頃の記憶が果たしてどのくらい思い出せる?
僕はまだ保育園に通うただのはな垂れ小僧。
なぜかセピア調に甦る光景のいくつか。
断片的に散らばるそれらのカットを編集し、一本の映像に仕上げていく。
そう
『君は麗しの80's 』
である。
象徴的にそびえる椰子の樹が見える。
そして自分を取り巻く連山。
ここは盆地だ。
僕はそこに産まれたが、全ての時間をそこで過ごしたわけではない。
親父は船乗りだったので、あちこちの港町を転々としたものだ。
それゆえ父と杯を交わした事など、数えるくらいしかない。
ともあれ、多くの時間を過ごした場所に変わりはない。
そこは間違いなく父と母が作り出した王国。
市役所の近くに、後に僕が通う事になる小学校があった。
広い砂の校庭。
全体が銀杏の樹で覆われていて、灼熱の夏にも涼しげだった記憶がある。
そして父に連れられて、銀杏を拾いに行った事を思い出す。
くさいがなぜかやめられないにおい(笑)。
ベチョベチョの果実を水道で洗い流して、乾かすと写真(上)のような骨格が姿を現す。
この中にあの宝石と見まごうばかりの緑色が存在するわけだ。
よかった。セピア調ばかりの記憶に、一つだけ緑色が加わった(笑)。この調子だ。
こんな具合に親父とよく散歩をした。
思い出の大半は散歩だから、まるで犬である(笑)。
ある日の事、父は僕を連れ出す。
『冒険だ』
という。
さて、たかだか田舎の保育園に通う幼児に、一体半径何Kmが『世界』と感じるか?
車で通う距離など、最早海外だ(笑)。
そんな幼児の僕を、父は冒険の旅へといざなった。
いざ、フロンティアへ!
僕がそんなことを感じたかどうかは覚えていない。
枝を折ってエクスカリバーを持つ。無敵だ。
不思議だ。やはりセピア調の記憶の中に、木々の緑色しか着色する事が出来ない。
炎天下だった。
一体何時間歩いたのだろう?
いや、『子供時間で』何時間歩いたのだろう?
へとへとだ。
もう歩けない。
だが父は行く。
歩けないよ。
父は行く。
歩けないってば!
それでも父は行く。
冒険の間、父と交わした言葉を覚えていない。
いや、会話なんてなかったのかもしれない。
寡黙な父だったし、もし会話があったとしても遠い昔の話だ。
僕の記憶からは完全に抹消されている。
ただ父が
『乗るぞシロー』
と言ったのを覚えている。
それは、【貨物列車】。
LAWな速度で走る貨物列車に飛び乗って、僕らは我王国へ向かった。
思い出の中を遊泳する僕は、この貨物列車に乗った後、一筋の風が頬を撫でるのとともに現実に帰る。
きっと、幼少の僕はあまりの疲れに寝てしまったんだな。
父は一体何がしたかったのか(笑)?
次に見えるのは、凱旋帰国する僕らを笑顔で迎えるばあちゃん。
ばあちゃんは僕にはいつでも優しかった。
王国のソファーはとても冷たくて気持よく、ソファーを抱きかかえる格好で横になる僕。
顔中の火照りがじんじんと脳天を突き抜ける。
王妃が晩ご飯の支度をはじめる。
何の料理だったかは記憶していない。
それでいい。
逐一記憶していたら疲れてしまう。
だから人間には『忘れる』事が与えられている。
婆に叱られている王の姿。
『日射病になったらどうするのか』
無言の王。
今思い出す。僕はそんな王国に産まれ、育った。
『Born in the USA』/ Bruce Springsteen
この歌が流行ったのはもっとずっと後の事。
そう、死ぬかと思ったあの冒険の道が、まるで自分の庭かのようにごく当たり前の光景になった時代にこの歌が流行っていた。
王よ、時とともに色は失われてしまったようだ。
王よ、僕は今やあなたを思い返す時、淡いセピアの中にある木々の《緑》のなびきしか見る事が出来ない。
王よ、過ぎ去った時間に僕は、はたしていくつの落とし物をしてしまったのか。
されど今は亡き王よ。
それでもあなたの残した血脈は、僕のこの体の中に今も尚《赤い色》をして、この瞬間も流れつづけている。
王よ。
◎『君は麗しの80's バックナンバー』はこちら
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【2007/10/0614:15】|
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>べす
な、なんの?(T_T)
【2007/10/0620:14】|
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