けだるい、けだるい日記です。
先日たてつづけに笑える夢を見たので一つ教えたげる。

どこの家庭にでもある『焼き海苔』、知ってるね。
あれをひたすら踏みつづけるのが僕の仕事なんだ。
しかも超高層ビルの上の鉄骨の上で。
超怖い。

この仕事には上司がいていろいろ教えてくれるんだ。
焼き海苔は均等に圧力が加わるように踏む事。
同じ事を口をすっぱくして言ってる。
細い鉄骨の上で、焼き海苔に均等に圧力をかけるには、それなりの熟練の技が必要だ。
僕はそれを少しずつ覚えている。

何のためにこんな事をするのか。
新しい資材を作る為だ。
均等に充分に圧力の加わった焼き海苔は頑丈でとても良い資材になる。
それは人類が見た事もないような質感なんだ。

この資材が何にどのように使われるか僕は知らない。
知りたくもない。
ただ、無用のものが必要とされるものへと変化してゆく足裏の感触が、ひたすら楽しかった。

夢から覚めて、この新しい新世紀の資材の名をなんとか言ったが、思い出そうとするが、泡の用に即座に霧散してしまった。
笑ったのは、その新世紀の資材、感触や光沢、重さを思い出そうとするのだが、何の事は無い、ただのプラスチックだ。
夢の中でだけ特別に感じたあの感触。
人生を楽しもうとすれば、自分の感覚に足そうとするだけじゃなく、何かを差し引いてみるのも一つの手段なのかな、と思った。


また面白い夢見たら教えたげる。
待ち合わせ場所は未定。
けど時間帯だけは覚えといて。
合い言葉は『無時間帯』だからさ。

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