2024 11,24 15:33 |
|
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
|
2014 11,10 13:21 |
|
イラスト/『マレーネ・ディートリッヒ(リリーマルレーン)』 初音ミクはあと一枚あうんだけど、続けて同じ題材ではつまらないのでここで寄り道する事にする。 モチーフは映画『モロッコ』の中からマレーネ・ディートリッヒ。 昔、東京は新橋に『アダムス』というシャンソニエがあった。 僕はそこでバーテンをしてたんだけど、毎夜酒と音楽と。。 多くの方々が出入りされました。 そして歌手、ピアニストの方々との出会い。 『シャンソン』と言うのはフランス語で『歌』。 これがイタリア語ならば『カンツォーネ』。 ポルトガルでは『ファド』。 ディートリッヒの名曲『リリー・マルレーン』はドイツの歌だけど、特に多くの歌手に愛されて継承されていた。 僕はこの歌が大好きだった。 ビール、ウイスキー、ワイン、ブランデー、カクテル、アルコールの飛び交うアダムスに立ちのぼる煙草の煙。 仕事の話や、うわさ話、それを聴きながら僕は氷を割る。 今は亡きマスターが目で合図をすると僕たちバーテンは交代で照明を落とす。 アダムスの室内が暗くなり、客の喧騒も途端に静まり、皆ステージに注目する。 それまで酒場だったアダムスは、一瞬のうちに歌の世界観へ変貌する。 シャンソンは『3分間のお芝居』と言われるように、歌の世界の中に芝居がある。 その舞台は、あるいは第一次世界大戦だったり、恋であったり、絵描きの悲劇であったり、僕らバーテンまでもその世界観に魅了されてた。 リリーマルレーンを歌われた歌手の方々は多かった。 今、ネットで探してURLを示そうと思ったのだけども、なかなか見つからないので記憶を頼りになるけど、 『古坂るみ子』さんもたしかこの歌を歌われていたと記憶してる。 シャンソンのイメージにぴったりの歌手で、『やってらんないわよ!!』ってかんじのはすっぱなイメージがすごくカッコ良かった。古坂さんは劇団文学座の女優でもある。 『いさらい香奈子』さんは当時、アダムスでは最年少だったと思う。『元気』なイメージのいさらいさんは人気だった。いさらいさんもたしかこの歌を歌われていた。 よくNHKなどでも拝見する事の多い『クミコ』さんも当時アダムスでこの歌を歌われていた。クミコさんの日は地方からの来客もあり、店がパンク状態になるので、僕らは人員を増員しての営業でとても大変だった。 他にも多くの歌手に愛されていたリリー・マルレーン。 どれほど心を動かされたことか。 歌を聴いて震えるたびに『表現しなければ』『表現したい』。 そんな炎を抑えられなかったし、未だにその炎は消えないままでいる。 最後に、当時アダムスで歌われていた『池田純子』さんのリリー・マルレーンがYouTubeにあったのでリンクを張っておきたい。 https://www.youtube.com/watch?v=54qrfCXg60g PR |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
忍者ブログ [PR] |