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Let's put a new coat of paint on this lonesome ol' town. Set 'em up we'll be knockin 'em down. You wear adress baby,I'll wear a tie. We'll laugh at that ol' bloodshot moon In that burgundy sky(TOM WAITS).
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2014
05,05
20:54
『アナと雪の女王』(商業)の考察
CATEGORY[☆日記]
いやあ、人気だねえ。『アナと雪の女王』。
あの歌を聴かない日が無い。
必ずどこかから聞こえてくる《レリホー》。
初めてこの歌を聴いた時、『let it go』を『レリホー』と聞き違えていて、なるほど、雪の世界にインディアンの歌をぶつけて来るあたりなかなかやるなディズニー、と思ってた。
『let it go』なんだね(笑)。
この映画、僕はまだ見ていない。見たいけど今は見られないんだな。
まあ、十中八九、見たら虜になるのだろうな。
見ていないわけだけど、ちょっと面白いムーブメントだと感じたので考察を記しておく。
この映画、『一緒に歌える』を押し出した新しい上映手法との事。
なるほどね。
とても良い歌だと思うので、動画サイトで検索してみた。
そしたら出るわ出るわ。
ダウンロードもすんなり出来るようだ(違法かどうかは別として)。
ここがすごい。
通常の映画なら、この興行段階でこれほど本編からの抜粋映像が出回る事は《事故》であり、摘発の対象となる。
それがここまで出回っているということは、これ多分内部の人(ディズニー関係者/エージェント)が故意に出回らせているんだろうね。
何しろ、一緒に歌える映画と言う事で、まず客が歌を事前に学習する必要もあるしね。
その上で、ダウンロード禁止のプロテクトがかかっていないと言う事は、不正ダウンロードが奨励されている、、とは言わないまでも、そこには暗黙の了解が存在するのかもしれない。
これ、炎上商法なわけよね。
敢えて歌を炎上させて、共通認識を作る。
従来の、悪質なイメージ感のある炎上商法を、良い形で利用したようだ。
なるほど、そういう方向性の考え方があったかと感心してる。
さて、この炎上商法だけど、ここから先はおそらく未知の領域。
と、いいますのも、
従来はコンテンツが出回る事を徹底的に禁止するわけだ。
そのコンテンツを見たければチケットを買うか、CDを買うか。
それが著作権ビジネスだ。
『アナと雪の女王』で試されるのは、コンテンツを敢えて炎上させる事でコンテンツを共有させ、「誰でも知っているもの」にすることだ。
観客動員よりもコンテンツの知名度を目指している。
即ち人海戦術ということになる。
歌を知ってる人が多ければ多いほどマーケットが動くと言う事でしょう。
つまりだな。
コンテンツ(著作物)を守る方がカネになるか、コンテンツ(著作物)を解放した方がカネになるのか。
「アナと雪の女王」はそのビジネスモデルとなる。
のだと思う。
勿論、作品自体の規模の問題はあるだろうけど、これが成功したらハリウッドなんかは黙っちゃいないだろうな。
それこそ、映画を作ることがヒット曲をとばす事とイコール、ってケースがどんどん増えると思うよ。
単に映画とヒット曲(ここでは敢えて『映画と映画音楽』とは書かない)ってのは、おそらく80年代に既にブームはあったと思うよね。
3Dの技術も70~80年代に既にあった技術を新しくして帰って来た。
今回の手法も基本的には80年代にあった手法をもっと完成されたビジネスモデルにして帰って来たものだと思う。
その次は何が来る?
一緒に踊れる映画?
それとも3Dやホログラムを飛び越えて座席が振動しちゃったりする、体感する映画?
どんどん進化する映画。
ゆくゆくは映画『トータル・リコール』のような脳内体験をするものを映画って呼ぶようになるかもしれないね。
そうなると映画ってのは映画監督やカメラマンや作るものじゃなくなるね。
映画は技術者が作るものになる。
監督は観客ということになる。
まあどうでもいい話になってしまったけど、あれだ、アナのキャラクターデザイン、とてもいいね。
数ヶ月後には是非見たいと思う。
なにしろ本家の《雪の女王/ロシア製作
http://www.youtube.com/watch?v=4T1TdghHedo
》が好きでDVDも持ってるからね。
そのビギニングストーリー(と解釈してるんだけど)ってことだったら是非見たい。
それまで歌って待つか。
『レリホー♪』
一緒に歌おう♪『アナと雪の女王』「Let It Go<歌詞付Ver.>」 松たか子
http://www.youtube.com/watch?v=cvj3-MZO9Tw
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