アニメーション神戸デジタルクリエイターズアワード、《大地丙太郎賞》受賞しました(＾＾)。
これは今年から新設された賞で、大地監督曰く『君が初代受賞者である』との事でした。
後ほど賞状、副賞と一緒に大地監督のまんがも送ってくれるそうだ。
楽しみ。
僕は今回の『シャーロック・ホームズ & ジョン・H・ワトソン』はとても心配でした(え？何故心配だったかは、、解りますよねえ？笑)が、コメントで大地監督が『これは新しいギャグの形かもしれない。へりくつギャグとでも言おうか。。。』といったら会場がどっと笑ってた。
へりくつギャグ、めちゃ光栄です。
上映中僕はドキドキしながら見てたけど、ラスト(お察しの箇所)でどっと笑いが来てとても嬉しかった。
その後は僕は真っ白だったけど、妻の証言によると《to be continued》のテロップでもう一回笑いが来たのだとか。『つづくのかよ!w』という声もあったらしい。僕はこの時何も聞こえてない。

休憩時間にロビーでケーブルテレビ(Jコム)の取材を受けたよ。
『大地監督に新しいギャグのジャンルを命名されましたね』
『はい、頂いたからには特攻隊となりましてこのジャンルに邁進して参ります。』
とかなんとか答えた。
これはニュース用？かなにか、ケーブルテレビで放送された？かこれからされるのか？後日録画を送ってもらう事にしました。

夕方、第二部も終わり、交流会へ。
そうそうたるメンツが揃っていた。
僕はDVDや名刺を大量に持ってきてたけど、ほぼ配る事はなかった。
配れないよ。
配れないでしょ(笑)。

交流会で大地監督と神谷明さんと笑談した。
大地監督もVコンテでは台詞を全て自分で吹き込んでいるのだそうだ。
『その台詞が絶妙でね、ぼくらはそれを聞いて勉強したりもするんだ。』
神谷さんがいう。
『ひでぶ』と僕。(←嘘、言ってない。言える訳がない。)
『君の作品(シャーロックホームズ)は台詞の掛け合いの間が絶妙だった。あれは人に指示してなかなか得られる間ではないから(君が)声を吹き込んでるってすぐに解ったよ。』
と大地監督。

作品についてのあれこれ、感じた事や面白かった事。
制作ソフトのような初歩的な話は誰もしない。
12月某実にイベント、1月某実に映画上映、いずれも東京でやるそうで、
『遊びにおいで』
と言う事だった。
じつはこの映画上映が楽しみで、アニメ演出の手法で実写をやってる。
『是非伺います。』
といってビールをあおって神戸を後にした。
深夜バスでの2泊。
キツかったが楽しかったし、身になった。
帰りの夜行バスはとても快適だった。
折しもトンネル崩落事故が世間では話題になっているようだった。
ご心配おかけしましたが、僕らの通ったルートにはさほどの影響はなかった。
朝家に辿り着いてテレビニュースではじめて詳細を知った。

今あるものは全て壊れる。
いや、壊す為に作られる。
死に向かって生きる。
何事も同じではないか。
僕の作品や作風だって、壊す為に作る事を忘れないようにしなくちゃ。

作った物は必ず壊れる。
これを忘れるから世の中おかしくなってんだ。
壊れる。
これを認識すれば世の中はもっとずっときっと良くなる筈だ。

さあ、明日から何を壊して何を作るべきか。
to be or not to be.
that is the problem.
それが問題だ。

[7回]