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Let's put a new coat of paint on this lonesome ol' town. Set 'em up we'll be knockin 'em down. You wear adress baby,I'll wear a tie. We'll laugh at that ol' bloodshot moon In that burgundy sky(TOM WAITS).
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2012
11,23
17:52
河童(かっぱ)伝説と昔日本
CATEGORY[☆日記]
http://www.youtube.com/watch?v=srd4-gHKIwU
先日、アニメーション制作会社
エクラアニマル
の代表トヨガネーシャさまから頂いたDVD『かっぱのすりばち』。
この作品はエクラアニマルの有志の方々が作った自主制作アニメだそうです。
福島県に実在する昔話をアニメ化したもので、広くお子さんに見てもらいたいような内容になっていました。
親子愛や隣人愛も勿論なのだけど、人が人を疑うとはどういうことか、そんなことを考えさせられる作品だと思いました。
さて、ここで思う。
実は河童(かっぱ)伝承というのは日本各地に散在している。
河童(かっぱ)とは一体何だろうか?
星野之宣
先生という漫画家が『宗像教授伝奇考』という作品の中で面白い考察をされていたのを思い出す。
先生は作品の中で大分県の河童(かっぱ)伝説に言及し、これは壇ノ浦、つまり源平の合戦に遡り、敗残の平家落人が、九州を南下していった。
そして、人目を避けるように河原等に小さな集落を作って暮らしたのではないかと考察したものだったと思う。
だから河童の頭部デザインを思い起こしてみて欲しい。
公家の童(わらべ)の髪型にそっくりでしょう?
記憶なので定かではありません、気になる方はコミックを読まれるといいでしょう。
僕は九州出身なのでこの話に納得してしまう。
というのも、母方の祖母(宮崎県)は生前、平家落人の流れをくむ云々を言っていたのをはっきり覚えているし、実際に大分県に行った人なら必ず河童の像を目にしているのではないだろうか。
そして平家伝説は確か日向、日南海岸を通り南下し、鹿児島へと至る。
鹿児島の方言で『ゆくさおじゃったもした(ようこそいらっしゃいました)』は、語源を正すと公家言葉の『おじゃる』が原型であると、どなたか学者の方が論を展開していらしたと思う。
僕の田舎宮崎県 都城市という土地もかなり激しいなまりの方言です。鹿児島の言葉に近く、しかし独自の進化を遂げた方言。
都城は四方を山に囲まれた盆地という地形で、この地形に独特の方言が育まれた要因が隠されているという説を以前聞きました。
それは隠語。
つまりスパイの言葉だというのです。
鹿児島同様、公家言葉が語源であるものもあるらしく、それは想像するに、山に囲まれ外界から閉ざされたこの地方で、いつか平家の再興を願っていたのかもしれませんね。
勿論、この時世において平家が源氏が云々言う人はいないと思う。
ぼくらにしてみれば、ああ、この小さな日本という島が2つに分かれて争ったことがあるのだなあ、と昔に思いを馳せるのみ。
以下は持論ということになりますが、河童(かっぱ)が何者であったか、今はもう語る人はいない。
しかしこう思う。
これらの話の元になった元ネタが、やはりあったのではないかと。
現代人はジェット機や特急列車、豪華客船を基準にしてものを考えがち。
しかし、それら現代技術がなかったいにしえにも、国際交流(らしきもの)があったのではないだろうか?
いやあっただろう。
元々他民族で形成されている(形跡がある)。
それはまず太平洋から、東シナ海から、そして日本海、はたまたオホーツクから。
僕が古代日本、神話を思う時、何気に気になるのは『太平洋』なのだけど、またそれは別の機会に話すとして。
河童伝説とは、そういった外来の人種であった可能性も考えられるのではないだろうか?と思う事がある。
人種が違えば言葉も肌の色も、目の色も、おそらく異様なものとして映ったに違いない。
言語、文化が異なる中で、彼ら少数派の異邦人は土着の村人とどのようにコミュニケーションをもっていただろうか。
人里を離れ、ひっそりと暮らしたのではないか?
河童(かっぱ)は川に住むというのが共通見解。
文明生活において水は必要不可欠。
村人は大きなコミュニティなので、生活の様々な面において助け合う事が出来るが、少数派の異邦人ともなるとそうもいかない。
全てを自らが自給自足させなければならない中で、やはり川の近くに住み着く事になったのではないだろうか。
村人と異邦人の交流は、子供たちの交流から始まったかもしれない。
子供には言葉は不要。
感覚で遊ぶ。
未知への興味に溢れている、それが子供。
交流の中で、彼ら異邦人はいつしか河童(かっぱ)と呼ばれるようになった、あるいは村人の伝承の中に表現の一つとして組み込まれていった。。。
などなど。
そんなことを想像しながらこの『かっぱのすりばち』を見ると、この話はグンと現代社会にもまだ生きた話になってきたりする。
未知なる者への不信感、恐怖、暴力、即ち戦争や抗争、そしてまた未知なる者への尊敬や信頼は、ほんとうに表裏一体だ。
これはその事態に直面した際、大人であっても我々自らが選ばなければならないことであり、そのような瞬間は現代においても日々訪れるものだ。
『何を選択するのか』それを現代人に語りかけてる。
昔話ってだから面白い。
時代を超えて、誰かが発信したメッセージ。
それが時間差で僕たち、君たちに今頃届く。
しかし読んで見ると昔から本質は何ら変わってはいない。
その事に安心してみたり、不安に思ってみたり。
さて、もし僕が日本に散在するいずれかの河童(かっぱ)伝説を具体化する機会があったら、言葉にこだわってみたいと思った。
村人の言葉に対し、別の言葉(おそらく標準語という形が妥当だと思う)を使ってみたい。
いやー昔話って本当に面白いものですね。
それでは。さよなら。さよなら。さよなら。
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コメント
むかし話
むかし むかし~~♪
そんなお話大好き!!♪
その地にまつわる民話集 旅先で見つけたら 買って帰ります!
似たような 民話が多いけど なんだか ほっとします!
【2012/11/2320:48】||angel#99b324af20[
編集する?
]
Re:むかし話
そうですね、ほっとしますよね。
それはDNAに組み込まれているからじゃないかと思う事があるんです。
むかしばなしというのは、先人の知恵であったり教訓であったり。
そして、危機に直面したり、長年の工夫だったりした先人の経験が、もともとDNAに書き込まれていて、昔話を読む時、ときの川を超えて我々の記憶に甦るのではないかと。。
ぼくも面白そうなのを見つけたら買ってしまいます!!
そして不思議な事に、おっしゃる通り、似たものが多くあることにきづかされます。
【2012/11/23 21:11】
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