そしてこの三輪車だ。
僕は三輪車を描いた。
この三輪車は『伸ちゃんの三輪車』と呼ばれるものを参考にした。
ググればすぐ解る。
ぼくはもう文面で語ろうとは思わない。
僕は文字で語ろうとすると、きっとうまく言えない。
また、全部言い切る事が出来ない。
言葉で解り合うのはやはり、互いが殴り合える距離にあり、本音をぶつけ合ったときだけ。
つまりネットで論議なんておよそ出来はしないものだと思う。
表現者はそれが解ってるから表現をするのかもね。
ぼくは解らなかった無知な一人だ。

これらを表現しきったか。そんなことどうでもいい。
ただ、僕は込めた。
それでいい。
このシーンまでは水を一滴も描きたくなかった。
主人公を泣かせる必要もない。
彼ら、彼女らは何も知らない新人類だから。
ただ彼女自身が背負うように、涙の結晶のように水に飛び込んで欲しい。
そんなこんなを考えてた。

静止画ってそんなもんだ。
いや、そんなものの場合もある。

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これらのことを考えてみて、僕は特設ページの方に『もっと現実味のある形で破局が用意されてしまっている』って書いた。そう、考えるにもう手遅れだ。
チェックメイト。
変わりはしない。
いや変わるなんて無理だろう。
だから、今じゃなく、次を考えるべきじゃないだろうか。

[4回]