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Let's put a new coat of paint on this lonesome ol' town. Set 'em up we'll be knockin 'em down. You wear adress baby,I'll wear a tie. We'll laugh at that ol' bloodshot moon In that burgundy sky(TOM WAITS).
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2008
11,24
02:48
君は麗しの80's /ラビリンス-魔王の迷宮-
CATEGORY[☆君は麗しの80's バックナンバー]
へたくそ!
バラバラになった記憶のカセットテープを繋ぎ合わせてみよう。
回転の中には《過去》と絶妙のバランスを保った《未来》が隠されている。
自分は何者なのか、何の為に産まれてきたのか。
今一度過ぎ去りし彼の人(かのひと)の顔を思い出し、再び微笑んでもらう為に。
ジムヘンソンと言えば、セサミストリートをはじめスターウォーズ(ヨーダ)、ダーククリスタル、ジムヘンソンのストーリーテラー等で知られるパペットマスター。
中でも映画『ラビリンス-魔王の迷宮-』は今尚色あせる事のない金字塔なのだと思う。
僕は時々引っ張りだしては「はああ。。」ってため息をついてホレボレするDVDナンバー。
魔王ジャレス役のデビッドボウイは申し分なしにかっこいいし、歌がいい。
なんにしても当時の僕は、主演のジェニファーコネリーに恋をしていたからね。
今はテレビの中右を見ても左を見てもCGやベジェ曲線ばっかりだけど、当時はもっとアナログな部分で頑張っていたんだろうね。
簡単に表現出来ない。
だから必死で表現して、その中から本当に多様な表現や技術、技法なんかが生まれたんだと思う。
僕がその時代を思い出すと時に必ずシーンとして現れる数々の『ビデオレンタル』というものは、今はもうどれもその場所には存在しない。
記憶の中で、ぼんやりとのんびりと営業している。
今日、その記憶の中のビデオレンタル店に一人の少年がやって来た。
高校1年生の頃の僕だ。
バイク(スクーター)が欲しくてアルバイトをしに来たんだ。
といってもバイクは学校では禁止。
免許(原付)を取れる年齢ではあったけど、何の理由もなしに許可をもらえるとは思わなかった。
そこで、僕がとった行動は、役所へ行って自分の戸籍を、自分の家から友人の家へ移した。
自分の家は県と県のほぼ境に位置していて、学校の生徒はこの2県から構成されていた。
つまり、自分の戸籍を自分の県から隣の県の友人の家に移して、その県なら高校生でも原付の免許をとる許可がおりるからと細工をしたわけだね。
先生もまさか他県にまで調査はしないだろうと。
これはその友人の発案だった。
のちにこの件は見事に親にバレて(あたりまえか。。役所に行って自分の息子の戸籍が無かった時の親の気持ちとはどういったもんでしょうか。)、めっぽう怒られる事になるのだが、まあ、ここではその事は多くは語るまい。
ただ、ある日不思議そうな顔をして母が外出先から帰って来て、、、
「どうしたん?」
と僕。
「いや、アンタには関係のないことやが。。。」
「え?どうしたん?」
「いや、今日役所に行って住民票取って来たんやけど、、、、あ、住民票っていうのは、、、」
僕が『住民票』っていうものを知らないと思って丁寧に『住民票』の説明から始める母。
みるみる血の気が引いていく僕。。
この後どうなっていったかは、ご想像にお任せする。
冬の間ビデオレンタル店でアルバイトして、お金はたまったのだけど、友人から中古で購入したバイクには結局一度も乗らないまま、人の手に渡っていった。
ちょうどその頃だったな、この映画は。
まだ新品のパッケージで店頭に並んでいた気がするな。
ビデオの迷宮(ラビリンス)の中で誇らしくね。
余談だけど、映画『スターウォーズ』のヨーダは、このセサミストリートを手がけたジムヘンソンがパペットを担当していて、そのヨーダの声はセサミストリートのクッキーモンスターの声だよ。
◎君は麗しの80's バックナンバーはこちら
=======================
■映像作品Link free
(アイコン、どうぞご自由にお持ち下さい※CDジャケットのようなものと思って下されば。)
※
ホームページ
、リニューアルしました。見て下さいね(^▽^)
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TB[]
2008
07,24
05:22
君は麗しの80's バックナンバー
CATEGORY[☆君は麗しの80's バックナンバー]
『君は麗しの80's』
。
バラバラになった自分の記憶を、安物のセロハンテープでつなぎ止めていく作業である。今よりも遥かに時間の流れが早かった頃のおとぎ話。
音楽は人生の時間と一緒に流れるもの。その音楽を聴いていた時、自分はどこにいたのか?何を考えていたのか?
80年代の懐かしの名曲を、思い出とともに振り返ります。
◎
『君は麗しの80's -Jeanny-/Falco』
曲:Jeanny/Falco
◎
『君は麗しの80's PART 2』
曲:Every Breath You Take/The Police
◎
『君は麗しの80's PART 3』
曲:Jump/Van Halen
◎
『君は麗しの80's PART 4』
曲: Shout/Tears for Fears
◎
『君は麗しの80's PART 5』
曲:Invisible Touch/Genesis
◎
『君は麗しの80's PART 6』
曲:kokomo/the beach boys
◎
『君は麗しの80's PART 7』
曲:ふられた気持/The Righteous Brothers
◎
『君は麗しの80's PART 8』
曲:freedom/Wham!
◎
『君は麗しの80's PART 9』
曲:Ghostbusters/Ray Parker Jr
◎
『君は麗しの80's PART 10』
曲:Thriller/Micheal Jackson
◎
『君は麗しの80's PART11』
曲:Open your heart/Madonna
◎
『君は麗しの80's PART12』
曲:GalaxyExpress 999/GODIEGO
◎
『君は麗しの80's PART13』
曲:Born in the USA/ Bruce Springsteen
◎
『君は麗しの80's PART14』
曲:Nothing Gonna Stop Us Now/ Starship
◎
『君は麗しの80's PART15』
曲:Underground 『ラビリンス-魔王の迷宮-』より/ David Bowie
◎
『君は麗しの80's PART16』
曲:19 Extended Japanese Mix
◎
『君は麗しの80's PART17』
曲:素敵な夜空/JUN SKY WALKER(S)
◎
『君は麗しの80's PART18』
曲:ANOTHER STATION/ラフィン・ノーズ
◎
『君は麗しの80's 番外編』
曲:なし/なし
◎
『君は麗しの80's PART19』
曲:Rain/GRAY
NEW!
◎
『君は麗しの80's PART20』
曲:ウルトラマン80/TALIZMAN
NEW!
シリーズはまだまだ続きますからね。どうぞ宜しくです(^_^)。
===================================
https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/c444a38c343a05ed74967b23c00f2b5a/1273926583
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2008
06,23
03:06
君は麗しの80's part14
CATEGORY[☆君は麗しの80's バックナンバー]
バラバラになった記憶のカセットテープを繋ぎ合わせてみよう。
回転の中には《過去》と絶妙のバランスを保った《未来》が隠されている。
自分は何者なのか、何の為に産まれてきたのか。
今一度過ぎ去りし彼の人(かのひと)の顔を思い出し、再び微笑んでもらう為に。
東京にて、高校時代の仲間たちと会う。
それぞれが1つの目的の為だけに存在する日だった。
親友の結婚式。
10年来会ってない人、しょっちゅう会っている人、いろいろ居るが、なんだろうね。
なにも変わる事はない。
いやあ、みんな家庭を持っているし、特に容姿(特に僕、という話)の変化はすごいね(笑)。
変わらない。
いやあ、大きく変わったさ。
変わった。
変わったよ、全てが。世界がね。
大きく変わったんだ。
時計の針を戻してみよう。
時は1980年代末期。
その当時に犯したかわいげのあるイタズラや、過ちの数々をここで述べるものではない。
いまだに許す事の出来ない自分自身への十字架は、あきらかに存在したりするのだから。
それでも、年を負うごとに、それらは問題なくなる。
自分自身の十字架すら愛せるようになるものだ。
真っ黒な学ランを背負った自分たちの姿がある。
あれは校舎。
校舎の屋上。
自衛隊のヘリを気にしながら大の字に寝そべり、煙草をふかす不良学生。
何故自衛隊と思うかもしれないが、これは事実。
通報されるのだ。
《高校生が煙草を吸っている》
と(笑)。
その情報が真実だったのか、当時の僕たちの被害妄想だったのか、それは読者の方々にお任せするとして、当の僕たちのまなざしは自衛隊のヘリが飛ぶ遥か高峰をみていた。
ひょっとすると宇宙までその視線は達していたのかもしれない。
少し紫がかった大空を前に友人が言う。
『こげんしてここで吸うのもあとどんくらいやろうね?』
黙って空を眺める。
雲の速度って意外に早いものなのだろうね。
次々に形を変えて行く。
それはさながら、この後90年代、2000年代と姿を変え続ける僕たちだったのかもしれない。
『宇宙ってすっげえなあ。』
『何ごて?』
『だって1日で地球を1週するんやでえ。』
『。。。。』
『。。。。』
『そうやあ!すげえ!24時間やろ!?』
『ホントやすっげえ!』
『やっぱ宇宙ってよお、俺たちの想像のつかんくらい偉大だよなあ』
『じゃんねえ!!』
『。。』
『。。』
ガリレオの、コペルニクスの科学を覆す宇宙科学論である。
僕たちはその宇宙科学論で、おそらく今とは違う宇宙を見ていたのだろう。
夜中に学校に忍び込む。
目的は1つ。
プールだ。
水泳着なんかない。
みんな丸裸だ。
夜中だから相手がどんな格好をしているかなんて当然見えない。
光が存在しない闇なのだから。
そんな闇に水の音が反響する。
ご存知だろうか?
水の反響というのは水泳の時間に聴くよりも、闇の中で聴いた方が遥かにロマンチックなんだ。
民家まで届かないような声で友人たちと話す。
『どこおる?』
『ここ、ここ。』
『おーおったおった。』
『気持よかねえ。』
『やべ、なんかヌルッとしたぞ!』
(笑)
時折、有人の1人が
『来た!』
という瞬間がある。
そう、真夜中の警備員だ。
そうなると僕たちはプールのへりに隠れる。
中には『木』になってしまうやつもいる。
そして逃げ遅れたのがドボン!とプールに飛び込む。
『バカ!飛び込むな!』
警備員のライトが頭上を走る。
ポタポタと雫を落としながら僕たちは素っ裸。
『あぶねかったねえ』
『ブンタくいやん』
『ああーきもちよかあー。』
『煙草は心の日曜日です。』
実を言うと、このところ《書く》という行為が己の中から失せていた事に自分自身気付いていた。
ぼくの思考回路はほとんど文章だ。
映像なんぞ作っているし、絵描きでもあるから当然周囲からは思考回路は《映像》なのでしょう?と問われた事がある。
文章です。
四六時中文章を考えている。
それはブログの為ではなく、ましてや作品製作にかかわる要因でもない。
ただ、単に文章が浮かぶ。
それだけ。
ところが最近の僕と言えば、発表のリリースや団体のリリースが多いためか、《書く》という行為から遠ざかっていた気がする。
特にこのシリーズ『君は麗しの80's』に関しては何ヶ月放置していたのか?
書けなかった。
実際頭の中には浮かんでいても、タイプするエネルギーを失いつつあった。
たしかこんな歌も、あったね。
Nothing Gonna Stop Us Now - Starship
誰も僕たちを止める事が出来なかった時代が明らかに存在した。
◎『君は麗しの80's バックナンバー』はこちら
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コメント[2]
TB[]
2007
10,04
02:07
君は麗しの80's PART13
CATEGORY[☆君は麗しの80's バックナンバー]
バラバラになった記憶のカセットテープを繋ぎ合わせてみよう。
回転の中には《過去》と絶妙のバランスを保った《未来》が隠されている。
自分は何者なのか、何の為に産まれてきたのか。
今一度過ぎ去りし彼の人(かのひと)の顔を思い出し、再び微笑んでもらう為に。
幼い頃の記憶が果たしてどのくらい思い出せる?
僕はまだ保育園に通うただのはな垂れ小僧。
なぜかセピア調に甦る光景のいくつか。
断片的に散らばるそれらのカットを編集し、一本の映像に仕上げていく。
そう
『君は麗しの80's 』
である。
象徴的にそびえる椰子の樹が見える。
そして自分を取り巻く連山。
ここは盆地だ。
僕はそこに産まれたが、全ての時間をそこで過ごしたわけではない。
親父は船乗りだったので、あちこちの港町を転々としたものだ。
それゆえ父と杯を交わした事など、数えるくらいしかない。
ともあれ、多くの時間を過ごした場所に変わりはない。
そこは間違いなく父と母が作り出した王国。
市役所の近くに、後に僕が通う事になる小学校があった。
広い砂の校庭。
全体が銀杏の樹で覆われていて、灼熱の夏にも涼しげだった記憶がある。
そして父に連れられて、銀杏を拾いに行った事を思い出す。
くさいがなぜかやめられないにおい(笑)。
ベチョベチョの果実を水道で洗い流して、乾かすと写真(上)のような骨格が姿を現す。
この中にあの宝石と見まごうばかりの緑色が存在するわけだ。
よかった。セピア調ばかりの記憶に、一つだけ緑色が加わった(笑)。この調子だ。
こんな具合に親父とよく散歩をした。
思い出の大半は散歩だから、まるで犬である(笑)。
ある日の事、父は僕を連れ出す。
『冒険だ』
という。
さて、たかだか田舎の保育園に通う幼児に、一体半径何Kmが『世界』と感じるか?
車で通う距離など、最早海外だ(笑)。
そんな幼児の僕を、父は冒険の旅へといざなった。
いざ、フロンティアへ!
僕がそんなことを感じたかどうかは覚えていない。
枝を折ってエクスカリバーを持つ。無敵だ。
不思議だ。やはりセピア調の記憶の中に、木々の緑色しか着色する事が出来ない。
炎天下だった。
一体何時間歩いたのだろう?
いや、『子供時間で』何時間歩いたのだろう?
へとへとだ。
もう歩けない。
だが父は行く。
歩けないよ。
父は行く。
歩けないってば!
それでも父は行く。
冒険の間、父と交わした言葉を覚えていない。
いや、会話なんてなかったのかもしれない。
寡黙な父だったし、もし会話があったとしても遠い昔の話だ。
僕の記憶からは完全に抹消されている。
ただ父が
『乗るぞシロー』
と言ったのを覚えている。
それは、【貨物列車】。
LAWな速度で走る貨物列車に飛び乗って、僕らは我王国へ向かった。
思い出の中を遊泳する僕は、この貨物列車に乗った後、一筋の風が頬を撫でるのとともに現実に帰る。
きっと、幼少の僕はあまりの疲れに寝てしまったんだな。
父は一体何がしたかったのか(笑)?
次に見えるのは、凱旋帰国する僕らを笑顔で迎えるばあちゃん。
ばあちゃんは僕にはいつでも優しかった。
王国のソファーはとても冷たくて気持よく、ソファーを抱きかかえる格好で横になる僕。
顔中の火照りがじんじんと脳天を突き抜ける。
王妃が晩ご飯の支度をはじめる。
何の料理だったかは記憶していない。
それでいい。
逐一記憶していたら疲れてしまう。
だから人間には『忘れる』事が与えられている。
婆に叱られている王の姿。
『日射病になったらどうするのか』
無言の王。
今思い出す。僕はそんな王国に産まれ、育った。
『Born in the USA』/ Bruce Springsteen
この歌が流行ったのはもっとずっと後の事。
そう、死ぬかと思ったあの冒険の道が、まるで自分の庭かのようにごく当たり前の光景になった時代にこの歌が流行っていた。
王よ、時とともに色は失われてしまったようだ。
王よ、僕は今やあなたを思い返す時、淡いセピアの中にある木々の《緑》のなびきしか見る事が出来ない。
王よ、過ぎ去った時間に僕は、はたしていくつの落とし物をしてしまったのか。
されど今は亡き王よ。
それでもあなたの残した血脈は、僕のこの体の中に今も尚《赤い色》をして、この瞬間も流れつづけている。
王よ。
◎『君は麗しの80's バックナンバー』はこちら
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【Elephant SANTIE 映像製作記】
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コメント[2]
TB[]
2007
07,28
02:01
君は麗しの80's PART12
CATEGORY[☆君は麗しの80's バックナンバー]
今一度、繋ぎ合わせた記憶のカセットテープを回転させてみようじゃないか。
出会いと別れと。
その束の間の時間に感じた事、見てきたもの。
『君は麗しの80's』
そう、バラバラになった自分の記憶を、安物のセロハンテープでつなぎ止めていく作業である。
過去から未来へ、何らかの種となる事柄だってあるかもしれないから。
今よりも遥かに時間の流れが早かった頃のおとぎ話。
さて、松本零士の『銀河鉄道999』が流行ったのは確か小学生の頃。
僕の友人は、《本気》で999の駅を探して歩いた、、ってのは大人になった今、僕とその友人との語り草(笑)。
今思い返せば、当時の僕は毎日が朧げで(否、記憶がそうさせているのかもしれないね)、フワフワとした時間の中を何の問題も抱えず漂っていた気がする。
しかし、悩みが全く無かったかというと、そう言う訳でもない。
親が転勤族だったから転校続きだった。
前にも書いた事があるが、人と出会う事には慣れるものだが、別れる事についてはそれは無い。
飛行場で、駅で、嗚咽を切らしながら友人達との別れをした。
言っておくが、子供の頃の別れは今生の別れだ。
大人になってからの別れとは訳が違う。
あれはまだ横浜に住んでいた頃だ。
マンションも近くに住んでいた友達がいた。親友3人衆。
僕らは3人のうち2人は同じ名前、1人も名前の一部に同じ字を持っていて、一緒にローラースケートをし、缶蹴りをし、プラモを改造しては見せ合っていた。
丁度その頃、テレビのアイドルでは『イモ欽トリオ』が流行っていて、僕ら3人も下の名前の一部を使って『○○トリオ』というのを結成することにした。
『○○トリオ』は人気者の称号。
クラスのアイドルだった。
『イモ欽トリオ』の曲《はいすくーるララバイ》を替え歌にして《ハイスールたこやき》という歌まで作った(ロースクールのくせに、笑)。
3人ともたこ焼きが大好物だったからね。
仕事のオファーは沢山あった(笑)。
クラスのお楽しみ会、誕生日会。
父兄達の集いで《草花の会》というのがあったんだけど、その集まりの主題歌にまでなったくらいだ(笑)。
おぼろげな時間の流れの中で、一体僕らは何度あの《ハイスクールたこやき》を歌い、踊ったことか。
やがて時は【転勤】という、子供には避け様の無いあまりに残酷な事実を冷酷に運んできてしまう。
僕と彼らのお別れ会。クラス全員の前で『○○トリオ』は解散宣言をし、そしてラストソングを歌った。涙のラストソングを。
歌い終えると、僕は挨拶をしてそのまま教室を出た。
廊下では母親が待っていた。
引っ越しの用意は出来ている。後はブルートレインに乗るだけ。
廊下を歩きはじめると、教室からクラス全員の歌声が聴こえて来た。
島崎藤村の《椰子の実》である。
僕は歌の意味など知らずに泣いていた。
母親も泣いていた。
あの日に乗ったブルートレイン、引っ越しの為に乗ったブルートレイン。
あれはひょっとしたら999(スリーナイン)だったのかもしれない。
◎『君は麗しの80's バックナンバー』はこちら
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