2024 11,24 01:17 |
|
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
|
2010 04,30 23:24 |
|
イラスト/テクノローラー_ブレードエリア−628
■イメージ音源『ブレードエリア−628』 機械文化が高度に発達した社会。 テクノシティ、仮にそう呼ぼう。 テクノシティは機械化されたビル群が所狭しと立ち並び、ブレードエリアという交通帯がシティを真っ二つに分断する形である。 ブレードエリアは2種類の交通から成り立っている。 1つは地上の交通帯。これをローロードと呼ぶ。 もう一つはハイロード。ローロード上空628mの位置に交通帯として定められた一種のエアラインだ。 ローロードと比べて制限速度は遥かに速い。 テクノシティのスピード狂たちは、ハイロードで栄光を手にする事で初めて一人前と認められるのだ。 彼ら走り屋をハイロードウォリアー、またはテクノローラーと言った。 PR |
|
2010 04,29 22:36 |
|
イラスト/テクノローラー_揺りかご
■第二楽曲『亡霊』http://www.youtube.com/watch?v=UFclEKzNu8w 『揺りかご』はどこにでもある物だが、ジャンク・ディストリクトの揺りかごは格別雑多である。 整理されていない配線、設置時の残骸など、脚の踏み場もないほど。 しかし、性能的には一般の『揺りかご』と大差なく(いや、むしろその外観とは裏腹に高性能)、ウォリアーたちの身体のオーバーホールによく利用されていた。 インターンのディーゼル・ワーカーが、なにやらの操作を施すと走査線がキッドの身体を這い始めた。 |
|
2010 04,28 21:34 |
|
イラスト/テクノローラー_GP Airliner
■第一楽曲『意識』http://www.youtube.com/watch?v=iJY-ByO20XI 生身の人間ならば、おそらくそのスピードには耐えられなかった。 GPエアライナーは原子核エンジンを搭載し、ボディ後部に3基のジェットノズルを持つ終末のマシンである。 ハイロードウォリアーのふくらはぎ内側の端末針(スピア)と直結し、ウォリアーの電子頭脳で直接制御される。 ハンドルは付いているが、アクセルもブレーキも付いていない為、普通の乗り物のように《運転》するわけにはいかない。 乗り物ではなく、《装着》の精密機械なのだ。 |
|
2010 04,27 21:21 |
|
イラスト/テクノローラー_A Legend of Soul
■第一楽曲『意識』http://www.youtube.com/watch?v=iJY-ByO20XI かつてサイクロプス(1つ目族)と呼ばれた種族がいた。 愛を持った種族だった。 彼らの生い立ち(文明の発祥からの歴史)を記述する事は簡単な事だが、都市がマザーネットに管理統括された今、生命の根源を探る情報を嫌うマザーネットに検閲される為、正確な記述をする事は困難だ。 兎に角、彼らの文明はその頂点を極め、彼ら自身想像すらしなかった輝かしい栄光の未来は、いつの間にか(朝の目覚めのように突然に)現実になっていた。 機械文明の到来である。 この都市をいつしかテクノシティと呼び、そこに住むものをテクノピープルと呼ぶようになった。 テクノピープルは体の90%が機械である。 唯一生命の名残を残す生体組織は、《目》だ。 何故彼らが脳や臓器を捨て、腐敗する事のない永遠の体を手に入れたにもかかわらず、唯一《目》だけを残したのか? その答えは誰にも解らない。 はたして答えが存在するのかすら明らかではなかった。 否、もしかすると、憎しみや悲しみといった《感情》までをも失ってしまう事への恐怖がそうさせたのかもしれなかった。 彼らの記憶という記憶は数式となり、マザーネットのデータバンクに全て保存された。 いつでも好きな時に好きな思い出を引き出す事が出来た。 たとえその記憶が自分のものではなかろうと。 たとえその記憶が千年の時を隔てた歴史であったとしても。 朧げではない鮮明な情報として呼び出す事が出来た。 《果てしなく続く思い出》を手に入れたのだ。 |
|
2010 04,26 19:04 |
|
イラスト/テクノローラー_ケルベロス
■第二楽曲『亡霊』http://www.youtube.com/watch?v=UFclEKzNu8w テクノポリスの使命は抹殺であり破壊である。 保安管理ではなく不安因子の消去である。 その純粋な追撃の機械はブレードエリアを中心にシティのいたる所に配備された。 道は道ではなく戦場と化した。 いくつもの屍の山が築かれた。 |
|
忍者ブログ [PR] |