今回のお題。☆eonete(いおねっと)という、コンテンツサービスの案件です。
与えられたコンテンツは以下の通り。
■eonetシアター／PC※(動画配信サービス。映画、アニメなどを放映している。)
■eo Music Tribe※(音楽配信サービス。　)
■ライブ繁昌亭※(落語配信サービス。)
この3つの中から1つ以上のコンテンツを選択し、10秒以上90秒以内で自由に表現せよ(CMせよ)、というもの。
さて、1つ以上とは言いますが、事実上1つに絞る事になりますね。
的を絞った方が作り易い。
では、どのコンテンツのCMを作るか？
すぐに決めました。『落語』です『落語』(笑)。

とはいえ、いきなり壁にぶち当たりました。
使用可能素材は上記3つのコンテンツのロゴ(？)のようなものだけ。
解りますか？
『落語』を選択したからには『落語』の音声素材が欲しかった。
著作権などの理由で落語の音声はまず僕らには手に入れようがありません。
クリエイティブコモンズとかあたってみたんですけど、ぼかあクリエイティブコモンズは利用した事がなかったので、探し方が解らない。
たとえ、落語の音声を手に入れたとしても、それを映像中に使い、且つ動画共有サイトにアップするなど、どう考えても無理のように思いました。
だから、落語の音声を手に入れる事はすぐにあきらめましたよ。
ついでに製作もあきらめようかと思いました(爆)。
いーえ、でも背水の陣こそ《面白えぇ！》って感じてしまう僕はマゾヒストでしょうか？(笑)

まず、一旦落語から離れよう。
そして『僕も冒険をするのだから、先方にも冒険してもらおう』などと大胆な事を思ってしまいました。
若い人でも落語が好きな人は居るでしょう？
最近は特に増えているようにも感じます。
だから、
▶.既存のイメージに依存するのはやめよう。それでは何も変わらない。
そう、今回は思いつくままに、確固たるプロットなんか持たずに作って行こう。
ぐちゃぐちゃなものを作ってみたかった。
大いなる寄り道をしてみたかった。
絵コンテ、、いや、落書きを動かす。

とはいえ、あくまでCM。広告。道を逸れる限度は定めておかねばなるまい。
そこで、主人公はリーゼントの高校生、彼の名前を『与太郎高校番長 風来松』としよう。
そして彼に口喧嘩をさせ、その台詞を『落語に出てくる語句』で表現しよう。
ちなみに彼の名前『風来松』というのも落語『ジュゲム』の台詞からとっている。
喧嘩は必ず終わらせろ。
これだけ決めておけば後は体が動くままに作画し、何らかの作品が出来るに違いない。
いわば、演劇界で言うところの『エチュード』をやろう、という試み。
よって完成した作品がこれ。
【与太郎高校番長 風来松と鬼校長】

当初は生活指導の先生と風来松軍団の対決を描いていました。
しかし、想像を膨らませば膨らますほどバイオレンスに落ちて行く。
だから、もう一つ『悪の軍団』を書き加えて風来松と対決させる事にしました。
かわいそうに、この生活指導の先生、エキストラに降格です(笑)。
この2つの軍団の対決を終了させるには、この先生はキャラクターが弱すぎだ。
もう一人、雷(いかづち)を持った人物が必要だ。
こうして、与太郎高校の鬼校長の作画が始まる訳です。

リアルタイムな感覚が得られました。
俳優が居て撮影しているような感覚(そういった撮影はしたことはないですが)。
つまり、『はい、もうちょっと右、そう。いやー、もうちょっと怒ってみて。そう、はい、カーット』みたいな(笑)。
『おーい、こっち人足んねえなー、誰か来てー』みたいなね。
前回の【おじさんと『i-spin』】の翌日、夕方に作業を開始し、夜中には作業を終えました。
本当はね、もっと『落語の名台詞』みたいなもので喧嘩させたかった。
けど、落語フリークではない僕、結局有名どころのお話をいくつかしか知らないんですよね。
時間的にも知識的にも、これで精一杯。
（＾＿＾）

今回は文字の比率が高くなっています。
そしてその文字は実験の結果、YouTubeでは読みづらいものでした。
よって、文字確認用にワッチミーTVにもアップします。
もしよろしければ、併せてご覧下さいませませ。
※文字の比率を多くした(why？)については次回作発表の際に記述します。
次回の作品発表は2月中にはアップしたいと思っています。



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