2024 11,26 04:22 |
|
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
|
2012 10,30 23:36 |
|
特設ページ>http://artmic8neo.jougennotuki.com/I_wonder_why.html 特に背景の描画に決まりはないはずだ。 勿論それが商業であるならそれなりにスピードと数を要求されるだろうし。 コンピューターで描くか、紙に描くか。 つまりは何で描いても映像は仕上がる。 CG作画だけで言っても、ベタを基調としたアニメ塗りもあるし、そうでないドット絵の形式もある。 ベタを基調としたアニメ塗りの場合、対象物を解析して頭の中でポスタライズしたりする、グラフィックデザインとかパターンデザインとかが得意な人が多いのじゃないだろうか。 今回は主に、いわゆる普通のドット絵の描き方で背景を制作してる。 いくつか下書きをしたけどどうもうまくいかなかった。 なにかこう、巨大感を感じない。 ある種の恐ろしさを感じつつも、それが美しくて、、そんな場所をね、描きたかった。 恐ろしさと言っても、死体や廃墟である事の恐ろしさじゃなくて、怖いくらいの自然って体験した事、、あるよね? 夜の洋上、周囲を山に囲まれたひっそりした川。 思うに巨大なんだよね、そいった自然の存在感って。 圧倒的だ。 それを描きたいのにどうも上手くいかない。 空母が欲しかった。 半身地に埋もれた航空母艦。 戦艦ではダメだと思った。 戦艦は絵になりすぎる。 それでいろんな空母の写真を探したけど、どうもいいアングルがない。 どれも勇ましげだ。 僕が欲しいアングルはもっとこう年老いた、全てを見通せる老人の目を持った角度の空母だった。 どんなに探しても見つからないので仕方なく正面からの写真を参考に想像で描いた。 パースが狂ってると思うけど、それは気にしないで。 まずは暫定的に色を付けて一旦映像を作ってみる。 なるほど、こういうスピード感でこういう風に映像では見えるのか。 とそれを確認。 あとは描画を開始する。 そこにどんな音が響いているのか、そこがそうなる以前はどうだったのか。 ただ描くだけじゃ楽しみがない。 そこにある仮想空間を楽しみながら冒険して描くから楽しい。 次第に腐食し、コンクリは岩と一体になる物もあり。 大地を甦らせようと必死な植物たち。 ある時腐食に耐えきれず音を立てて金属が曲がるだろう。 数十年に一度その現象がおこるに違いない。 腐食の一部は液体となり水に溶け出すが、それを混ぜる要因がないから、数百年の沈殿の美しさがあるんだ。 朝に谷間から差し込む陽光は絶品だろう。 いや、白すぎて前が見えないほどかもしれない。 そんなこんなを考えながら描くんだ。 だから僕はイラストレーターなんかじゃない、旅人だ(笑)。 ペイントはレイヤー分けしながら描いていく。 最終的に一枚の絵として仕上げる訳だ。 結果的にはこんな具合になる。 特に岩肌等を描画する際、大事なのは【黒/ブラック】だ。 その透明度で描くだけで一枚の絵を仕上げる事も出来る。 次回は(主に)ブラックの透明度だけを使った作例をやってみます。 特設ページ>http://artmic8neo.jougennotuki.com/I_wonder_why.html PR |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
忍者ブログ [PR] |