やってきました、今年もこの季節!
エビを丸かじりする日である。
生きたまま、水から大鍋で茹でる。

いつも思う。
なぜエビはこんなに美しいんだろうって。
カッコいい。
固い殻を力任せに割ると、ブリンと締まった白い肉が飛び出してくる。
何しろトゲがすごいので、手はもうボロボロになる。
そんな怪我をしてまで、やっぱりこの食べ方が一番旨い。
食べるまでの工程が、『まあだだよ』と言っているようなんだ。
『しかしこの固い殻を食い破る生物は何だろうね？』
そんな話をした。
いったいこいつは弱肉強食の連鎖のどこに位置するのか？
以前たしかテレビで、タコがエビを食べるのを見た事があった。
殻ごと、丸ごと。バリ、バリ、バリ。
『ふうん、タコがねえ。。。』
と思ったものだ。
おそらく、思うに、成長しきったエビはそう天敵は多くはないのだろうか？
ただし、ここまで成長するまでの間にきっと想像を絶する生存競争を勝ち抜いて来るのだろう。

刺身で食う事も出来る。
でもそれは違うんだなあ。
茹でた方が断然旨い。
洒落たソースも要らない。
マヨネーズがあれば良いのさ、マヨネーズがあれば。
そしてその肉を顎一杯に頬張り、弾力と沁みいでる味を楽しんだら、キンキンのビールで流しこんで今度は喉で味わうのさ。

至福の時間。
かくして、今年の伊勢エビパーリーの昨夜も過ぎ行くのであった。
おいしいね!!
(＾▽＾)

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