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2012 09,10 03:20 |
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作家 秋之桜子さんの新作【いんげん】を見て来た。
僕はどうにも秋之さんの文学作品が好きらしい。 今回もとても良かった。 舞台は戦後。 こういった戦後の芝居を見るたびに思うんだ。 ものすごくイデオロギーに傾倒している作品が多い。 そんな中、今回の秋之さんの作品『いんげん』はちゃんと人間を描いていた。 押しつけでもない。 そしてそこに、『もしかしたらこんなこともあったかもしてない』エピソードを踏まえ、戦後日本の葛藤を描き出していると思った。 いや、圧巻だ。 もしも平凡な作家がこの世界を描いたなら、それはただの戦後史に終始したに違いない。 秋之桜子という『演劇に精通した』作家が描いたからこそ、えぐり出せた膿であり、これを見たかったっていうある意味浄化になったんだと思う。 加えてエロティックなシーンもあった。 ちょっと!!これって、、刺激的(はーと)みたいなね、いやん。 まあ、それはそれとして、秋之さんは大変勉強されたのだろうなと思う。 いや、勉強されている。 それは作品を見れば解る。 でも勉強だけじゃないね。なんかこう、自由なんだな。 右脳で描いてる。 そう感じるのは、秋之さんくらいだ。 文字通り尊敬してる。 『一体どうやってこんな作品描くんですか?』 以前そう尋ねたら 『えへへ』 と笑うあの感じ。 かっこいいなあ。 盛大に長文で感想を書くつもりだったが、文が連ならない。 思った事は多々ある。 しかし言葉じゃなかなか、心をそのまま文章化するボタンがあれば良いのに。 自分の語彙の無さに辟易と。。 昨今、テレビも映画もアニメも歌も面白くない。 断言する。 面白くない。 面白くなくなった理由は、、そりゃ別の機会に語ろうか。 とにかく、思うんだ。 そいったドラマツルギーの衰退を救う事が出来るなら、それは秋之さんのような人たちなんだと。 昼下がりの新宿にそう思いながら、ワゴン車のクレープを食べた。 音楽が聞こえてきた。 80〜90年代の名曲を、別の人がアレンジしたカバーアルバムだった。 それを聞きながら思った。 これが今だと。 PR |
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